ARCHIVE

秋の記念日

2024.10.07
秋の記念日

皆さま、今年もようやく秋を感じられる季節になりました。
いかがお過ごしでしょうか。
夏バテはありませんでしょうか。

熱い夏が過ぎると、毎年ななつ星の記念日がやってきます。
今年は11周年を迎えます。
少しずつ積み上げてきましたお客さまとの思い出と、ななつ星の歴史に感謝申し上げます。

冒頭の写真は今から10年前、最初の記念日「1周年記念セレモニー」でシャンパンタワーを行った時の写真です。
こちらのスパークリングワインは運行当初から使用させていただいています、宮崎県は都農ワイナリーの「キャンベルアーリー」です。
もちろん現在も変わらず提供させていただいております。

こちらのスパークリングワインのラベルは、ななつ星使用分に限り、ななつ星のオリジナルロゴが入っております。
オリジナルロゴが入ったワインをご覧いただけるのは、出発時のラウンジ金星とななつ星車内のみになります。

また、他にも最初から使用させていただいているものは沢山ありますが、もう一つご紹介させていただきます。

ななつ星車内で様々なシーンで活躍しております、カトラリー「シルバー」です。

運行開始前に新潟県は燕三条の山崎金属工業さまに伺い、オリジナルのロゴを入れ、制作していただいたものです。
シルバーは時間がたつと酸化し色が変わってまいりますので、クルーで専用の磨き粉を用いて磨き上げ、お客さまのもとにご用意しております。
流石に10年が経ちますと、最初に打刻していただいたななつ星のロゴも薄くなってきましたので、一旦新潟の実家にシルバーを里帰りさせ、元気になったシルバーが少しずつななつ星に到着しています。

これから先もたくさんのお客さま、ななつ星ファミリーの皆さまとお会いできますこと、新しい歴史を築けますことをたのしみにしております。

クルー
鶴田

博多のまち並み

2024.09.27
博多のまち並み

日ごとに秋の深まりを感じる季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ツアーデスク笹山です。

ツアーデスクには日々、さまざまな質問が寄せられます。
その中でもよくいただくご質問が

「ななつ星に乗車する前日のおすすめの観光スポットはどこですか?」

九州にあまり訪れたことのないお客さまには、まず太宰府天満宮をご紹介することが多いのですが、私が心からおすすめしたい場所は、、、長年住んでいる大好きな博多のまち並み。
御供所(ごくしょ)・冷泉(れいせん)・呉服町(ごふくまち)・須崎(すさき)・古門戸(こもんど)、、、沢山ございます。
散歩好きなわたしはいつもこのあたりをうろちょろと歩き回っています。

これらの町は、伝統と歴史と文化が色濃く残る場所です。
博多駅からも近い、「お櫛田(くしだ)さん」の愛称で親しまれる博多の総鎮守「櫛田神社」や博多祇園山笠の起源となった「承天寺(じょうてんじ)」など、見どころがたくさんです。

承天寺をご覧になった後は、ぜひ歩いていただきたい通りがあります。
それは「承天寺通り」です。

「承天寺通り」には博多のこれまでの千年の重みとこれからの千年の繁栄を願いつくられた「博多千年門(はかたせんねんのもん)」と言う門があります。
その門をくぐり、その先の御供所町の寺院をめぐりながら博多の歴史を感じていただけましたら幸いです。

秋には「博多灯明ウォッチング」と題したイベントが行われ、博多っ子の手によって数万個の灯明が幻想的に灯されます。
寺院やまち全体が「灯明アート」と呼ばれる美しい作品で彩られます。

都会の中にこんなに素敵な場所があるとは、まさに驚きです。
福岡にお越しの際は、ぜひ“博多のまち”を散策してみてくださいね♪

そして、「ななつ星in九州」第26期(2025年春夏コース)の申し込みがもうまもなく開始されます!
クルー・スタッフ一同、皆さまのご応募を心よりお待ち申し上げます。

ツアーデスク
笹山

1年が経ちました

2024.09.17
1年が経ちました

皆さまこんにちは。
まだまだ夏を思わせるような暑い日が続いておりますが、お変わりありませんでしょうか。

私事ですが、ななつ星のクルーとして乗務を始めて約1年が経ちました。
1年前は、クルーというお仕事に期待と不安が半分ずつ入り混じったような、そんな気持ちで入社したことを覚えています。

忘れられない初回の乗務。
博多駅を出発する際、ホームから本部スタッフや先輩クルーが身振り手振りでエールを送って、送り出してくださいました。

途中の停車駅で出会った、いつもななつ星を応援してくださっている地域の方々。
初めましてのご挨拶をさせていただいたときにかけてくださった温かい言葉は、今でもはっきりと覚えています。

あれから1年が経ちました。

まだまだ学ぶことの多い毎日ですが、クルーというお仕事を通してお会いできた皆さまとのご縁に感謝しながら、初心を忘れず、「新たな人生にめぐり逢う旅」のお手伝いをしていきたいと思います。

最後に、このブログをご覧になっている皆さまへ
これからも、ななつ星を通して、いろんなカタチでお会いできることを楽しみにしています ^^♪

クルー
西川

車窓からの景色

2024.09.07
車窓からの景色

残暑厳しく、まだ暑い日が続いております。
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

今回ご紹介するのは、おすすめの「車窓」です。
ななつ星1泊2日のコースでは、博多駅を出発して熊本~鹿児島へと南下していきます。

途中、熊本県の八代駅から鹿児島県の川内駅までの区間は肥薩おれんじ鉄道の線路を走行し、車窓からは美しい海岸線の景色をお楽しみいただけます。

この区間の魅力はなんといっても、鉄道と海との距離が近いことです。
海沿いを走る鉄道は他の路線でもありますが、これだけ海の際を走る区間はそうそうありません。

まずは、八代海。
九州本土と天草諸島に囲まれた内海で穏やかな波が特徴的です。
天気が良い日には、対岸に天草諸島をご覧頂けます。
八代海の穏やかな海と列車の心地よい揺れが重なる感覚は、時を忘れてしまいます。

ちなみに、八代海で獲れるハモやグチ等の新鮮な魚を使用した日奈久竹輪(ひなぐちくわ)は特産品として親しまれています。

続いて東シナ海。
さらに南下すると鹿児島県に入ります。
列車は、牛ノ浜駅から薩摩高城駅間の約10キロの道のりを美しい海岸線と並走します。
東シナ海に夕日が沈む時間帯は、空がオレンジ色に染まり、幻想的な雰囲気に包まれます。

この区間を走行中、仕事を忘れ車窓を眺めているクルーもいるようです。。。
見かけた際はお声かけ下さい。

皆さまも、ラウンジカーやお部屋など、思い思いの場所で車窓からの景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。

クルー
春田

帖佐駅で香り袋のおもてなし

2024.08.27
帖佐駅で香り袋のおもてなし

まだまだ暑い時期が続いております。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

今回は、「ななつ星」が走る沿線の皆さまとの交流をご紹介します。
鹿児島県にある日豊本線帖佐駅では、毎年近隣の蒲生高校の皆さまによる駅舎清掃と「ななつ星」へのおもてなし活動を行っていただいております。

先日「ななつ星」が帖佐駅に停車した際、乗務中のトレインマネージャーへ、手づくりの香り袋を贈呈いただきました。

この香り袋は、姶良市蒲生町にある「蒲生の大クス」にちなみ、校内に植えられているクスを原料に、生徒さんが心を込めてつくってくださいました。

クルーから乗車中のお客さまへお配りし、蒲生高校の皆さまのホスピタリティと沿線の魅力を知っていただく素晴らしい機会に。
帖佐駅の停車時間は30秒しかなく、残念ながらお客さまとの直接のふれあいは叶わなかったのですが、今回も車窓越しに手を振り合う笑顔の交流となりました。

鹿児島県立蒲生高等学校の皆さま、ありがとうございました!

ちなみに「蒲生の大クス」は蒲生八幡神社の境内にあり、樹齢約1,600年、根周り33.5m、高さ約30mと、楠としては日本一の大きさを誇ります。
是非、皆さまも「蒲生の大クス」と錦江湾越しの桜島をバックに駆け抜ける「ななつ星」を見に来られませんか?
そのときは地域の皆さまが笑顔でお声かけしてくださるはずです。

「ゆくさ、おさいじゃしたもした!」
(ようこそ、お越しくださいました!)

スタッフ
田中(克)

出水駅のジャカランダ

2024.08.17
出水駅のジャカランダ

鹿児島県出水市出身のクルー川内谷留美です!
甚だしく暑い時期ですが、 皆さまいかがお過ごしでしょうか。

本日は鹿児島県は出水駅、西口広場近くにある大きなジャカランダの木をご紹介します。

ジャカランダは南米産のノウゼンカズラ科に属し「世界三大花木」の一つともいわれおり、日本では5月下旬から6月上旬に見ごろを迎え、大変美しく迫力満点の青紫色の花を咲かせます。

ジャカランダの花言葉は「名誉」「栄光」。
花の形がファンファーレを奏でるトランペットに似ていることから、この花言葉が名付けられたそうです。
また「南半球の桜」とも言われ、南半球では日本の桜のように毎年開花を楽しみにされているお花だそうです。

夏のジャカランダも、緑が鮮やかでとても美しく元気いっぱい!

ななつ星は3泊4日霧島コース・2日目午前中に出水駅停車し、駅の外にお出かけ、この大きなジャカランダをご覧いただけます。

3泊4日霧島コースにご乗車、もしくは鹿児島にお越しになる機会ありましたら、是非美しいジャガランダの木を、そして開花の時期にはお花を見に出水駅にも来てください!

(トレインマネージャーの塩島と出水駅にて)

クルー
川内谷

暑い夏は・・・

2024.08.07
暑い夏は・・・

日に日に暑さが厳しくなってきました。
涼を求めて避暑地に出掛けたり、冷たいものを口にしたり、さまざまな夏を満喫されていることでしょう。

今回は暑い夏に思わず食べたくなるものをご紹介します。
それは、、、「ミルクセーキ」です。

長崎県出身の私にとっては馴染みのあるスイーツですが、皆さまご存知でしょうか。
ミルクセーキは牛乳に卵や砂糖などを加えた甘い飲み物として知られていますが、長崎では飲み物ではなく「食べ物」として知られています。

「長崎ミルクセーキ」は一般的なミルクセーキに砕いた氷とともにシェイクした飲み物(食べ物)のことで、大正末期〜昭和初期にとある喫茶店から生まれたと言われています。
坂道や階段の多い長崎で夏を乗り切るには欠かせない定番メニューです。

その「長崎ミルクセーキ」を、ななつ星車内にて夏季限定でお楽しみいただけます。
材料は九州産にこだわり、JR九州ファームの「うちのたまご」や鹿児島県種子島産の牛乳を使用した、ななつ星料理長によるオリジナルレシピです。

口に入れた瞬間から一気に涼しくなる「長崎ミルクセーキ」を、ななつ星車内でぜひ。

クルー
園田

熊本フェリー「オーシャンアロー」のご紹介(3泊4日雲仙コース)

2024.07.27
熊本フェリー「オーシャンアロー」のご紹介(3泊4日雲仙コース)

九州は梅雨も明け、夏本番の季節となりました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

今年9月から来年2月までの間、「ななつ星in九州」3泊4日の旅は北部九州を巡る「雲仙コース」にて運行いたします。

ご旅行2日目は熊本市内の泰勝寺にて盆石体験と特別なご昼食をお召し上がりいただいた後、熊本フェリー「オーシャンアロー」にて熊本港から長崎県は島原港へ向かいます。

先日、雲仙コースの準備の為、熊本フェリーの皆さまにご挨拶に行って参りました。
上質な時間と空間をお届けできるよう、「オーシャンアロー」での時間も特別なものとなるようにと、すでに準備を整えてくださっていました。

空を見上げた時にはカモメが飛んでいたり、季節によっては泳いでいるイルカを発見できたりと、島原までの船旅をのんびりお楽しみいただけます。
3泊4日雲仙コースでは、秋冬ならではの九州の景色、そして島原港から向かう雲仙にて九州の大地のエネルギーを感じていただき、「九州の海と大地が繋がる旅」を満喫いただけましたら幸いです。

お客さまにとって、ななつ星の旅での思い出が一生の宝物となりますように。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

スタッフ
今村

日本の原風景を感じるお宿「忘れの里 雅叙苑」

2024.07.17
日本の原風景を感じるお宿「忘れの里 雅叙苑」

いつもスタッフブログをご覧くださり、ありがとうございます。

梅雨の晴れ間の青空は、すっかり夏色になりました。
今年の夏も厳しい暑さになるという予想です。どうぞご自愛くださいませ。

本日皆さまにご紹介させていただきたいのは3泊4日霧島コースの宿泊施設の1つ、「忘れの里 雅叙苑」です。

天降川沿いにひっそりと佇む、全8部屋の茅葺屋根が特徴のお宿。
雄大な自然を感じ、敷地内に一歩足を踏み入れると、たちまちタイムスリップしたようなそんな懐かしい気持ちになります。

運行当初から「ななつ星㏌九州」の運行を支えてくださっている田島女将。
「ななつ星」の宿に選ばれた時には、嬉しくて、皆で一丸となってどうやって「お客さまをお迎えできるか」を必死に考え、その想いを今も大切にしてくださっています。

田島女将をはじめ、スタッフの方々の温かく心地よい距離感、そして非日常を感じることのできる素晴らしいお宿です。

お食事は、自家菜園で採れたばかりの新鮮な野菜や直営の養鶏場で育てた地鶏など、その土地で採れた食材の良さが引き出されたこだわりの薩摩の郷土料理で「お腹いっぱい食べて欲しい」、女将のそんな想いがこもった心にも染みわたるお食事です。


ここでしか味わえない地鶏の刺身


お野菜のしっかりとした歯ごたえと味

温泉は、古くから自然に湧き出している自噴泉で、二酸化炭素ガスによって血の巡りを活性化し、肌に柔らかく、肩の力と身体の疲れが「す~っ」と抜けていきます。

日常の喧騒から離れた里で、癒しのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

ツアーデスク
村瀬

星、みつけた

2024.07.07
星、みつけた

いよいよ夏本番。
日に日に暑さを増す今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私は「雨男」でして、楽しみにしている旅行ほど雨の日が多いのですが、皆さまも旅が近づくと1日に何度も天気予報をチェックすることもあるかと存じます。
複数の予報を見比べて、良い予報だけを信じるのは私だけではないですよね(笑)。

ななつ星で様々な場所・時間の車窓を眺めてみると、雨の日こそ最高の景色が見えてくると感じる時があります。
細かな無数の雨粒がテーブルランプの灯りを乱反射させ、見える光景にはさながら「シャンパングラスの中を泳いでいる」かのような恍惚にとり憑かれます。

こちらの写真は、雨上がりに明け方の「美々津(みみつ)駅」で撮影したななつ星の車体です。

車体の雨粒をホームの照明が照らし現れるスペクトラムに、天の川にも見紛う幻想を感じて思わず写真を撮ってしまいました。

さて、本日7月7日は織姫と彦星にとって1年に1度だけの、大切なパートナーと過ごすことのできる特別な日。
そんな特別な日に、皆さまはどのような願いを思い浮かべるでしょうか。

私たちの願いはただひとつ。
「皆さまのななつ星で過ごすときが、“新たな人生にめぐりあう、旅。” の大切なひとときとなりますように。」

クルー
髙岡