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プレミアムな九州の旅B

2026.04.18
プレミアムな九州の旅B

さて、4月に入り「ななつ星in九州」ではこの9月から来年2月出発分までのお申込みの受付を開始しております!
今回、3泊4日雲仙コース・由布院コース、1泊2日わいたコースに加え、「プレミアムな九州の旅」として、
2種類のツアーを企画いたしました。

今回はプレミアムな九州の旅B『秋色に染まり、神話が息づく南九州の地へ。日南・霧島と「ななつ星in九州」』をご一部抜粋してご案内いたします。

新年度を迎え、日々の忙しさの中で少しお疲れを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな皆さまへ、今回の旅でぜひお伝えしたいのは、「緑に癒されるくつろぎの旅」という魅力です!

温暖な気候と美しい海岸線が広がる宮崎県日南市、そして霧島連山に抱かれた自然豊かな鹿児島県霧島市を訪れ、11月のやわらかな陽光と色づく景色に包まれながら、日常を離れ、ゆったりとした時間へといざないます。

【猪八重渓谷での森林セラピー】自由参加
2日目の朝は、苔と清流が織りなす幻想的な風景が広がる猪八重渓谷にて森林セラピーへご案内いたします。


世界有数ともいわれる苔の宝庫で、しっとりとした空気とやわらかな木漏れ日に包まる、リラックスした癒しの空間。

前日には世界で唯一の苔の博物館である「服部植物研究所」にて苔の奥深さに触れ、猪八重渓谷では豊かな苔の生命に包まれながら、日常の喧騒を離れ、心と体がゆっくりと整っていくひとときをご体感ください。

【天空の森でのご昼食会】
3日目のご昼食は、18万平米の広大な敷地を誇るプライベートリゾート「天空の森」へ。


豊かな自然に囲まれた静寂の中、日常では味わうことのできない非日常のスペシャルな空間で、ゆったりとした特別で贅沢なひとときをご堪能ください。
そのほかにも、風情ある飫肥城下町の散策、鵜戸神宮や霧島神宮での正式参拝、お宿で過ごす上質な温泉とゆったりと流れる時間など、南九州ならではの魅力をご満喫いただけることと思います。
その魅力の続きは、ぜひ旅のご案内にてご覧ください。
旅のご案内はこちら。

そして、3日間南九州をご体感いただいた後には、ななつ星1泊2日わいたコースへご乗車。
緑に癒され、心ほどけるひとときを、この旅でお楽しみください。

今回ご紹介したプレミアムツアーは、4月30日(木)23時59分までななつ星ホームページにて承っております。
また、今回もクルーが添乗員として旅のお手伝いをいたします。
皆さまのお申込みを心よりお待ち申し上げます。

※本文の写真はすべてイメージです。

スタッフ
古川あかり

プレミアムな九州の旅

2026.04.18
プレミアムな九州の旅

桜の盛りも過ぎ、春風のさわやかな季節を迎えましたが、新年度の慌ただしさも落ち着いてきた頃かと存じます。ななつ星の旅でも、さまざまなシーンで美しい桜景色が広がり、お客さまと一緒に桜を愛でる特別な時間を過ごすことができました。

さて、4月に入り「ななつ星in九州」ではこの9月から来年2月出発分までのお申込みの受付を開始しております!今回、3泊4日雲仙コース・由布院コース、1泊2日わいたコースに加え、「プレミアムな九州の旅」として、2種類のツアーを企画いたしました。
今回は、プレミアムな九州の旅『守り継がれる島の時間に触れる―五島列島と「ななつ星in九州」』の旅についてご紹介します。
長崎県にある五島列島は、約150もの島々から構成されている列島であり、日本で9番目に大きい島と言われています。また、約90万年前から活動を続ける火山群が点在することや、島のあちこちに美しい教会が存在するなど、自然や文化が息づいている魅力ある島です。

今回の「プレミアムな九州の旅」では、自然・文化・産業・五島で暮らす方々との出会いなど、さまざまな角度から“島での暮らしや産業”に触れていただけるプランをご用意しました。一部抜粋してご案内いたします。

【五島の産業を代表する椿】
1粒の種からごく僅かしか採れない貴重な椿油。人肌に近いことから、スキンケアだけでなく食用としても使用されています。
2日目の「福江島滞在プラン」では、椿の実をはじめ、椿油の搾りかす・つばき茶を使用して造った「GOTOGIN」の蒸留所見学。最後まで追求し続けた原料や製造に至るまでの物語など、ものづくりに携わる人々の想いに出逢う旅をお楽しみください。

【祈りの島として知られる上五島】
また、同じく2日目の「上五島訪問プラン」では、人口の4人に1人がキリシタンと言われるほど、教会を中心とした集落での暮らしが今現在も受け継がれている上五島へ移動。中でも、信徒たちが1日に2、3個の石を運び積み上げ、約10年という年月をかけて天主堂を完成した「頭ヶ島教会」では、弾圧を受けながらも信仰を守り続けた人々の歴史や文化の足跡を自分でもたどる特別な時間となるでしょう。

まだまだ語りたいところですが、、、続きはホームページをご覧ください!今回ご紹介したプレミアムツアーは、4月30日(木)23時59分までななつ星ホームページにて承っております。
また、今回もクルーが添乗員として旅のお手伝いをいたします。
皆さまのお申込みを心よりお待ち申し上げます。

クルー
長崎県離島出身:園田

銀座 蔦屋書店での特別展示イベント

2026.04.07
銀座 蔦屋書店での特別展示イベント

春爛漫な今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。九州の桜は、今まさに見頃を迎えております。
そんな九州を飛び出して、今回は一足先に桜の満開宣言がなされた東京でのお話を致します。

3月の27日、28日の2日間、ななつ星in九州はポップアップイベントを九州外では初となる東京、銀座 蔦屋書店(GINZA SIX 6階)にて開催いたしました。

ななつ星が大切にしてきた“美”と“文化”、そして“豊かな時間”を、アート・デザイン・映像を通じて体感して頂くイベントです。
当日はスタッフ、クルーが皆さまをお迎えし、約1500名のお客さまにその世界観に触れていただきました。
ご来場いただいた皆さまをはじめ、関わっていただいた全ての方々との素敵な出逢いに、スタッフ、クルー一同感謝を申し上げます。

会場を創り上げたのは実際に車内で使用されている、または使用されていた作品たちです。
一般には初公開となる十四代酒井田柿右衛門作の「洗面鉢」をはじめ、小倉の工場から持ってきた「組子」を使用した回廊。
ラウンジの金星で使用されている椅子、水戸岡先生の事務所「ドーンデザイン研究所」からはテーブルや椅子を。
そして新たに臨場感あふれる車内の写真や設計画、イラストのタペストリーを作成していただき、会場をグルっとななつ星ワールドで包み込みました。
いつも車内に彩を添えて下さる「嵯峨野草庵」さんの草木は、鹿児島から陸路ではるばる東京までやってきて、会場に生命を吹き込んでくれました。



まさに美の結晶。完成された空間の美しさに写真を撮る手が止まりません!

興奮冷めやらぬ中、オープンを迎えました。私は主に会場内のグッズ売り場にいたのですが、皆さまとのあたたかい会話や時間が、今もきらきらと鮮明に思い出されます。

ふと1号車の大窓を再現したエリアの方を見ると、多くの方の姿が。それぞれ思い思いの時間を過ごされていました。

大窓にはモニターが設置され、一新されたコースの映像や実際の車窓から見える沿線の風景が流れています。
その前の椅子に腰かけ、ゆったりとご覧になる方。会場で意気投合し、ななつ星談議に花を咲かせる方。お話し好きなスタッフやクルーとの談笑を楽しまれる笑い声…。
このあたたかい景色に、私は東京で、まさにななつ星を見ました。

匠の手によって生み出された数々の作品たち、その中で生まれる新たな人生への出逢い。
たくさんの皆さまの想いをのせ、また、たくさんの方々に支えられて、ななつ星は今日も元気に走り続けます。

今度はふるさと九州で、皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。
(イベントを終えたばかりの会場での一枚を添えて…)

クルー
飯谷

3年半の旅路を終えて — 支えてくださった皆さまへ

2026.03.17
3年半の旅路を終えて — 支えてくださった皆さまへ

2022年10月から始まりました1泊2日周遊コース、3泊4日雲仙コースは、沿線や各駅の皆さま、お客さまの温かいお力添えにより走り続けてまいりました。
先日、その最終運行を無事に終えることができました。

・3月7日(土)、8日(日) 1泊2日周遊コース
・3月10日(火)~13日(金) 3泊4日雲仙コース

これまで多くのお客さまにご乗車いただき、九州での旅をお楽しみいただけましたこと、心より感謝申し上げます。

また、関係施設の皆さまや、沿線・各駅で日頃より温かくおもてなしいただいた地域の皆さまに、改めて厚く御礼申し上げます。
皆さまのお支えがあってこそ、3年半にわたる旅の歩みを続けることができました。

私たちエリアデザインのメンバーも、お世話になった皆さまに各地でお礼をお伝えしてまいりました。
寂しさもありながら、皆さまのホッとした表情がとても心に残りました。

こうして2022年から続いてきたコースは節目を迎えましたが、ななつ星の旅はこれからも続いていきます。
これまで築いてきた皆さまとのつながりを、これからも大切にしてまいります。

これからも「チームななつ星」として、変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。

スタッフ
田中(維)・住吉

旅の始まりを告げるななつ星のキーチェーン

2026.03.07
旅の始まりを告げるななつ星のキーチェーン

鐘の音色を耳にすると、なにか素敵なことが起こる予感がしませんか。

ななつ星では、ご出発までに鐘の音を聞いていただける瞬間がいくつかございます。
ラウンジ金星からホームへ向かう出発の合図。
そして、列車が博多駅から走り出すときの合図。

もし、もうひとつ、
ご自宅から九州へ向かうその瞬間にも、旅のはじまりを感じていただけたなら…。
そんな想いを込めて、ご参加の皆さまへお届けしていた革タグのノベルティが、
3月の新コースより鐘の形をモチーフにしたななつ星のキーチェーンへ生まれ変わります。

ご出発の際には、首からかけたり、お手荷物につけていただいたり。
クルーやスタッフとお客さまを、そっとつないでくれる目印にもなります。
キャリーケースの鍵をつけていただければ、鍵のお忘れ防止にも。
鐘の中から星がそっと垣間見えることも、ささやかなポイントです。

植物製タンニンなめし加工で仕立てたレザーは、旅のあとも皆さまの時間とともに艶を増し、
やがてななつ星の色に近い、古代漆色へと移り変わっていきます。

このキーチェーンが皆さまのお手元に届いたとき、
そっと旅の始まりを告げる存在となれますように。

スタッフ
古川(あ)

大切な方へ、感謝の気持ちを

2026.02.27
大切な方へ、感謝の気持ちを

「感謝の気持ちを伝えたい大切な人は?」

そう聞かれたら、皆さまは誰を思い浮かべますか?
奥さま、旦那さま、恋人、ご友人など、きっと様々な答えがあると思います。
私の答えは、両親です。

皆さまこんにちは。
クルー15期生の石本と申します!
ななつ星の仲間入りをする以前は、北部九州を中心に車掌を務めておりました。

お恥ずかしい話ですが、親元を離れてからこれまで、共働きのなか私を育ててくれた両親に、これといった親孝行ができていませんでした。
「どんな物をプレゼントしよう」「何をすれば喜んでもらえるだろう」
数年前からそう考えていたある日、古代漆色に輝く列車が目に入り、私は決意しました。

「JR九州に勤めるからには、いつか両親をななつ星に乗せたい」

クルーになるための見習い期間中、その想いをより一層強くする出来事がありました。
「息子からのプレゼントでななつ星に乗ることができた」と、嬉しそうにお話しされるお客さまがいらっしゃいました。
旅の終盤、目に涙を浮かべながら「ありがとう」と言ってくださったあの瞬間のことを、今でもはっきりと覚えています。

そこから、両親を喜ばせたい気持ちがさらに大きくなりましたが、自宅に届いたのは落選を知らせる手紙でした。
それでも諦めなかった結果、2026年2月の運行で、ついに念願の当選を果たすことができました。
この1、2年の間に父も母も60歳の誕生日を迎えたので、還暦祝いとしてこれ以上ないプレゼントになったのではないかなと思います。

そして迎えた、待ちに待った運行日。
車内で楽しそうに過ごす両親の姿をやっと見ることができました。

「育ててくれてありがとう」「見守ってくれてありがとう」

これまでの感謝の気持ちを、ななつ星を通じて伝える事ができました。
クルーとして働く姿を間近で見せることもできたので、少しは親孝行になったでしょうか。
その答えは、今度帰省したときに聞いてみようと思います。

私たちななつ星は、全力で皆さまの旅のお手伝いをいたします。
大切な方への感謝の気持ちを、ななつ星を通じて伝えてみてはいかがでしょうか。
私たちななつ星は、いつでも皆さまをお待ちしております。

クルー
石本

いよいよ…

2026.02.17
いよいよ…

皆さま、こんにちは。

「新たな人生にめぐり逢う、旅。」がテーマのななつ星in九州は、いよいよ1ヶ月後の3月17日より新たなコースでの運行がスタートします。
クルー・スタッフ共々、お客さまを万全の体制でお迎えできるよう日々準備を進めております。

今回、新コースのなかで私が特におすすめしたいのは「門司港駅」です。

門司港駅は1914年(大正3年)に創建され、1988年に鉄道駅として日本で初めて重要文化財に指定された歴史ある駅舎です。
さらに2019年3月10日には、6年にも及ぶ保存修理工事を経て、大正時代の姿に復原された駅舎がグランドオープンしました。

私は2018年から4年間、門司港駅に関わる部署で勤務しており、復原プロジェクトに懸命に取り組む同僚の姿を間近で見ていたので、お披露目当日は自分のことのように嬉しく感じたことを覚えています。

ななつ星の目指す「100年をこえる物語をつなぐ」を体現する、そんな門司港駅には、3泊4日高千穂コース3日目のご夕食時に停車します。

ご夕食後のドレスアップしたお姿のまま、大正時代へタイムスリップするような特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?

スタッフ
伊藤

Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

2026.02.07
Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

列車に乗る前から、旅は始まっている——。
そんなことを、そっと教えてくれる一冊があります。

ななつ星に関する書籍はいくつかありますが、今回ご紹介したいのは『Seven Stories  星が流れた夜の車窓から』 です。

私がこの本と出会ったのは、入社前のことでした。
「ななつ星に関する本はすべて読まなければ」
そんな思いで手に取った本の一冊です。

“ななつ星”の「7」にちなんで、7人の作家が紡ぐ、7つの物語が収められています。

入社前に読んだとき、そしてクルーとなってから改めて読んだとき。
まるで別の本を読んでいるかのように、受け取る言葉や情景が変わり、何度も味わいたくなる。
そして、読むタイミングや立場によって、感じ方が変わるのも、この本の魅力のひとつです。

豪華な作家陣が描くのは、旅の物語。
夫婦で、母と娘で、幼なじみと――
それぞれの関係性と人生が、ななつ星という非日常の旅の中で、静かに重なっていきます。

読み進めるうちに、思わずほろりと涙をこぼしてしまうのは、井上荒野さんの物語です。
温かく寄り添うような物語でした。
人の心をやさしくすくい取るその文に、穏やかな余韻が残ります。

それぞれの人生とななつ星の旅が、そっと結び合わされていく――
ぜひ、読書好きとしては、長編作品でもじっくり味わってみたいと感じさせてくれる一冊です。

旅好きの方にも、読書が好きな方にも、そしてななつ星に興味をお持ちの方にも、
お手に取って、読んでいただけたら幸いです。

クルー
楠原

サロンカー 「木星」

2026.01.27
サロンカー 「木星」

豪華列車 ななつ星 in 九州 の旅のなかで、ひときわ心がほどける場所があります。
それが、サロンカー 「木星」 です。

「木星」は、ただ静かに座り、ご自身の時間をゆったりと過ごすのもよし。
また、旅の途中でめぐり逢ったお客さま同士が、いつの間にか言葉を交わし、自然と笑顔が生まれていく――
そんなひとときを大切にした空間です。

その名のとおり、木の温もりに包まれたインテリアは、列車に乗り込んだ瞬間から、不思議と心を落ち着かせてくれます。

隣席のご夫婦と、これまで訪れた土地の話に花が咲いたり、一杯の飲み物をそっと傍らに、移ろう景色と時間の流れに身を委ねたり。
それぞれが思い思いの距離感で、サロンカー「木星」での時間を楽しまれています。

私自身のおすすめは、ななつ星のコンセプト

「新たな人生にめぐり逢う、旅」

その言葉どおり、自分を見つめるひととき としてご利用いただくことです。

ななつ星の世界観に身を委ねながら、静かに読書をする。
お気に入りの一冊を持ち込んでいただくのも良いですし、
車内に備えられたななつ星にまつわる書籍や水戸岡鋭治先生のデザイン集を眺めながら、
クルーとの会話のきっかけにしていただくのも、この場所ならではの楽しみ方です。

ご自身のお気に入りの一冊には、旅先で見つけた小さな花をそっと挟み、思い出の栞にしてみる――
そんなささやかな楽しみも、旅の記憶をより深く刻んでくれます。

時折、茶室から聞こえてくる楽しげな声や、茶筅を振るやさしい音に耳を澄ませるのも、この旅ならではのひとときです。

時間を問わず、ご自身のペースでお飲み物をお楽しみいただけるのも、「木星」の魅力のひとつ。
コーヒーや紅茶、日本茶はもちろん、季節を感じる一杯が、静かな時間にそっと寄り添ってくれます。

ラウンジカー「ブルームーン」とはまた異なる時間の流れで、静かに、深く、旅を豊かにしてくれるのが「木星」です。

ななつ星の旅は、日本各地の美しい風景を眺めるだけのものではありません。
車内で生まれる、ふとした出逢いや会話が、いつしか忘れがたい旅の思い出になっていきます。

列車の外では、景色が次々と色を変えていく一方で、「木星」で交わされる時間は、
ゆっくりと、そして確かに、深まっていきます。

視線が交わり、笑顔が生まれ、心がほどける瞬間が、何度も訪れるのです。

もし、
「旅を、もう少し深く味わってみたい」
「隣に座った人と、ふと話したくなる瞬間が欲しい」

そう感じられたなら――
「木星」で過ごす時間は、思い出以上の豊かさを、きっともたらしてくれるはずです。

列車に乗り込んだ瞬間の高揚感とは少し違う、静かで、ゆったりとした幸福感。
その心地よさが、ななつ星の旅そのものを、より愛おしく感じさせてくれるでしょう。

それでは、車内にて、皆さまのお越しをお待ちしております。

クルー
古川(藍)

冬の景色

2026.01.17
冬の景色

新しい年が幕を開け、気づけば1月も中旬を迎えました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

乗務中、車窓いっぱいに広がる山々の雪化粧や、朝日に照らされて白く輝く線路を眺めていると、冬ならではの静かで凛とした美しさを感じます。
特に早朝や夕方の時間帯は、澄みきった空気の中で景色がいっそうくっきりと浮かび上がり、思わず時を忘れて見入ってしまう瞬間があります。

普段は何気なく通り過ぎている場所でも、季節が移ろうことで、まったく違った表情を見せてくれる。
それもまた、列車の仕事ならではの魅力だと感じています。

中でも、脇本海岸の景色は、この季節だからこそ出会える美しさがあります。

澄んだ冬空の下に広がる東シナ海、白く砕ける波、そして冷たい風に磨かれた深い海の色。その光景は、思わず目を奪われるほどです。
夕方になると、沈みゆく夕日が海面をやさしく照らし、波間にきらめく光が、ひときわ印象的な景色を描き出してくれます。

ななつ星は沿線の風景だけでなく、車内でも季節を感じていただけるよう、ささやかな工夫を凝らしています。

車内に飾っているイラストは季節ごとに内容を変え、その時期ならではの空気感をお楽しみいただけます。

冬らしいイラストを目にすると、「また季節がひとつ進んだな」と感じることもあり、乗務する私たちにとっても、ささやかな楽しみのひとつです。

寒い日々が続きますが、ご乗車の際には、ぜひ冬ならではの車窓の風景と、車内に流れる季節の気配をあわせてお楽しみください。

クルー
西川