ARCHIVE

長崎の伝統料理

2022.12.27
長崎の伝統料理

外へ一歩出ると無意識に手のひらをギュッと握ってしまうほどの寒さ。
九州の平地でも本格的な雪が降りそうな気配です。

みなさま、こんにちは。
今回は「ななつ星の旅雲仙コース」の料亭花月の「卓袱料理」について、ほんの少しご紹介します。

長崎の伝統料理である「卓袱料理」をご存知でしょうか。
ポルトガルや中国などの世界と繋がっていた長崎ならではの和華蘭のおもてなし料理です。

南蛮料理、中国料理、長崎の新鮮なお魚など、国際色ゆたかなお料理を、車内では「ななつ星流」にお楽しみいただきます。

料亭花月の凛とした女将の「たたずまい」や芸妓の「三味線」「舞」は、ななつ星車内をまるで料亭のお座敷にいるような華やかな空間へと変えてくれます。
伝統のお料理や芸妓の舞をお楽しみいただきながら、長崎の歴史にも思いをはせてみてはいかがでしょうか。

さて2022年も残すところ僅かとなりました。
今年もみなさまから笑顔というプレゼントをたくさんいただきました。

クルー、スタッフ一同、感謝でいっぱいです。2023年も笑顔でみなさまとお会いできますように。
そして何より、来年がみなさまにとって素敵な一年になりますように。

スタッフ
岸川

難読駅

2022.12.17
難読駅

12月も気がつくと半月が過ぎ、九州も日に日に、寒さが厳しくなってきました。
皆さま、お元気にお過ごしょうか?

2023年1月10日から、「ななつ星」エピソードⅡ「雲仙コース」が始まります。

通常コースでは、初の立ち寄り地となる雲仙。食、自然そして、地球のエネルギーを感じることが出来る魅力的なコースです。

雲仙コースのプランのひとつに、島原鉄道(諫早〜島原港)にご乗車頂く、プランがございます。
お勧めスポットは、日本一海に近い駅、「大三東」。まるで、映画のワンシーンに出てくるかのような素敵な駅には5分ほど停車します。

さて、「大三東駅」なんと読むでしょうか?

正解は、「おおみさきえき」
明治22年(1889年)に「大野村」、「東空閑村(ひがしくがむら)」、「三之澤村(みつのさわむら)」が合併した際に、地名を一字ずつとって大三東村となったそうです。

駅名ひとつにも、100年を超える素敵な物語がありました。
皆さまも、流れゆく車窓から見る駅名にふと想いを馳せて見てはいかがでしょうか?

クルー
篠原

「あなたといると、月がとても綺麗です」

2022.12.07
「あなたといると、月がとても綺麗です」

もし皆さまが「I love you」を日本語に訳すなら、どのように翻訳しますか?

かつて英語の教師をしていた文豪夏目漱石は、「I love you」をこのように訳したそうです。
「あなたといると、月がとても綺麗です」と。

漱石は「love」の持つ本能的な意味を訳しただけでなく、そこに私たち日本人の心や想いを結びつけ、このように翻訳したと言われています。静かに月が輝く夜。仄かな月明かりの下で寄り添う 2 人。語り手の甘ずっぱい想いや儚い気持ちが、言葉をという概念を超えてそっと優しく伝わってきます。

決して直接的ではないですが、日本の持つ心や想い、奥深さを現した素敵な翻訳だと思います。
10 月 15 日より始まったななつ星 in 九州第 2 章。日本入国条件の緩和により、これからたくさんの海外からのお客さまがいらっしゃいます。

これから車内では、日本語だけでなく英語や中国語、フランス語などが飛び交うことになるでしょう。
伝統や文化、自然や食など、直接的に五感に響く九州の魅力を存分にお伝えするのはもちろん、言葉では表すことのできない九州に根付く想いや心、奥深さまでも、余すところなくお客さまへ伝えていきたいと思っています。

ななつ星らしい、そしてななつ星ならではの翻訳で九州を表現していきたいと思います。

クルー
塩島