くにさき七島藺 車内製作
皆さま、こんにちは。
これまで「くにさき七島藺」について5月に植え付け、8月に刈取りの様子をお伝えしてきました。
その、8月に刈取りをした「くにさき七島藺」は、今車内制作体験にて使用中です。
今回は、車内での製作体験を紹介します。
初めに、「くにさき七島藺」のお話から・・・
「琉球畳表」と言えばもともと豊後の国の七島藺(カヤツリグサ)で織り上げた畳表のことを指していました。
イ草と違い、断面が三角形になっており、耐久性に優れています。
色つやよく肌触りもいいことから、全国で琉球畳の表として使われたほか、東京オリンピックまでは柔道畳として使われていました。
機械化が難しいことから、生産が激減し、今では大分県の国東半島だけで栽培されている植物で、畳表などの材料として使用されています。昭和30年代まで生産の全盛だったものの、今では大分県内で数件の農家さんがいらっしゃるのみとなりました。
ななつ星では3泊4日コースの初日、車内でこの「くにさき七島藺」を使用した工芸品の製作体験を作家の「七島藺工房ななつむぎ」岩切千佳さんに教えて頂きながらお楽しみ頂いています。
まず、初めにくにさき七島藺(沖縄畳)とイ草の違いの見分け方をご存知でしょうか。
山が「ごつごつしている物」がくにさき七島藺
山が「ごつごつしていない物」がイ草です。
また、製作体験で使用するくにさき七島藺は、畳で使用することができない規格外のものを使用します。(ビックリ!!)
今回はコースターの作成です。
しっかりと二人で力を合わせて「くにさき七島藺」を編み上げていきます。
「くにさき七島藺」を編み上げたあとは、専用コースターに貼付けをして完成!!
ぜひ、「くにさき七島藺」製作体験を「ななつ星」車内にてお楽しみ下さい。
- クルー
- 黒木
陰の立役者
「ななつ星」のラウンジや客室に飾られている植物。
私たちは親しみを込めて「草木」と呼んでいます。
この、草木。
実は毎週、鹿児島県の「嵯峨野草庵」さんから届けていただいているのです。
運行開始から今まで、梅雨時期も、酷暑の夏も、極寒の冬も、毎週欠かさず山に入り採ってきてくださっています。
本当に頭が下がる思いです。
こうして届けていただいた「草木」は、研修を受けたクルーが花瓶に挿しています。
ノスタルジックな雰囲気の「ななつ星」には、バラや胡蝶蘭のような花ではなく、
野山の四季を感じさせる「草木」がとても似合うと思いませんか?
「ななつ星」のひとつひとつに、陰の立役者たちの想いが込められています。
- クルー
- 田中瑠理
おはようございます。
透き通った空気に「ななつ星」の車体に、朝日が移り込みます。
阿蘇の外輪山からの日の出です。
雄大な阿蘇からの至福の時間。
3泊4日2日目の朝の1シーンです。
- クルー
- 吉村
2019年も『ななつ星』とともに・・・
早いものでもう11月、今年もあと2ヶ月で2019年を迎えます。
博多の街の木々が色づくのはもう少し先のようですが、風の冷たさや準備が進むイルミネーションに季節の移ろいを感じている今日この頃です。
「ななつ星」は今日も元気に九州を走っています。九州の美しい景色の中を颯爽と、沿線の方々に元気をもらいながら、走っています。
そんな九州の景色の中を走る「ななつ星」を楽しめる「オリジナルカレンダー」が好評発売中です。
2019年もぜひ「ななつ星」とともにお過ごしいただけたら嬉しいです。
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少しずつ黄色く色づく葉
- スタッフ
- 重松