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ななつ星の途中停車駅 ~熊本駅~

2024.11.27
ななつ星の途中停車駅 ~熊本駅~

皆さん、こんにちは

今回は、ななつ星の途中停車駅である熊本駅のワンシーンをご紹介します。

ななつ星は、3泊4日コースと1泊2日コースで、九州7県の個性や特色をお楽しみいただける列車です。
走行エリアごとに食事の内容や体験プランを工夫しています。

私たちは、ななつ星の車内だけで完結する旅ではなく、地域の施設さまとの出会いや魅力をお客さまと一緒に感じられる旅を大切にしており、お客さまにはそのエリアならではの食の魅力や文化を体感していただくため、地元の施設の皆さまと力を合わせて、この旅を作り上げています。

ななつ星の旅を支えてくださっている施設の皆さまの多くは、途中停車駅から乗車し、車内でのお食事や特別な体験をお届けしています。

1泊2日コースで昼食をご担当いただいているのは、博多の名店「やま中」さま。
博多駅で乗車後、すぐに列車内でお食事提供の準備を開始されます。
お客さまに昼食をお楽しみいただいた後は、熊本駅で降車され、博多までお戻りになります。

次に、7号車のお客さまへの特別なお茶のおもてなしをご担当いただいている「池田製茶」さま※

鹿児島中央駅から熊本駅まで新幹線でお越しいただき、列車に乗り込むとお手前の準備が始まります。
お客さまがお茶を楽しんだ後、池田製茶さんは出水駅で降車され、新幹線で再び鹿児島へ戻られます。

各施設の皆さまが大切な役割を担いながら、ななつ星の旅を支えてくださっています。
このような協力がなければ、ななつ星の旅は実現しません。

ななつ星は、私たちスタッフ・クルーだけでなく、多くの地域の施設の皆さまとともにお客さまをお迎えしています。
もし車内で、忙しそうに準備をしている方を見かけたら、それは地域の施設の皆さまかもしれません。
よろしければ、ぜひ話しかけてみてください。

「どちらから来られたのですか?」

「どのように戻られるのですか?」

そんな会話の中から、九州の魅力や人の温かさがより身近に感じられると思います。

最後に私事になりますが、今年から4年ぶりにななつ星の業務に携わることになりました。
写真撮影が趣味で、子供を被写体に撮影しています。


【2022年6月 博多駅にて】


【2024年10月 熊本駅にて】

我が子のように、ななつ星も私たちも成長し、ななつ星をきっかけとした出会いや感動をこれからも皆さまにお届けできるよう、全力を尽くしてまいります。

どうぞ、これからのななつ星もご期待ください!

お会いできる日を心から楽しみにしています。

※池田製茶さまによるお茶のおもてなしは、7号車(DXスイートAとB)のお客さま専用のサービスです。
運行日によっては、施設さまが変更となる場合がございます。

スタッフ
山田

ツアーデスクの地域訪問

2024.11.17
ツアーデスクの地域訪問

皆さま こんにちは。

季節が前進しない日々が続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか。

さて、時は少し遡りますが、ななつ星が11周年を迎えた先月15日、皆さまお馴染みの「ななつ星応援団」、うきは市立山春保育所の園児たちのもとへ訪問してまいりました。

保育所に到着すると『あれ?線路はどこ?』と疑問が。
想像より少し離れた場所に線路があり、お見送り場所は園から畦道を少し歩いた先にあるのです。
園児たちのために日頃よりうきは市の職員の皆さまが草刈りをしてくださっているその畦道を、手を繋いで、てくてくと慣れた足取りで移動し、いざお見送りに向かいました。

到着すると、まずはお見送りの予行練習を行い、ななつ星の到着を待ちます。
ななつ星が近づく音がすると、園児たちは「いってらっしゃ~い!」と、全力で何度も大きな声をあげてお見送りをしてくれます。

この日は、うきは市の権藤英樹市長をはじめ、運行当初よりお世話になっているうきは市うきはブランド推進課の麻生さんと職員の皆さま、そして地域の皆さまもお越しくださり、『ななつ星11才おめでとう!!』の横断幕を掲げて、盛大なお見送りとなりました。

これこそが、現地でしか味わえない気持ちなのでしょうか。
園児たちが畦道を歩く姿、元気な声、地域との絆に触れ、心が温かくなりました。

ここでは、山春保育所での様子を紹介しましたが、九州各地からたくさんの温かいお祝いのお言葉もいただいています。
「ななつ星in九州」11周年という節目を迎え、これからも地域の皆さまと共に歩んでいけることに、深い感謝の気持ちでいっぱいです。

ツアーデスク

光溢れる冬のはじまり

2024.11.07
光溢れる冬のはじまり

車窓に秋の深まりを感じ始めたと思ったら、今日は「立冬」。
暦の上では冬が始まりました。

今日のブログは冬の風物詩、福岡のイルミネーションについてです。
11月1日、早くも博多駅前に煌びやかなクリスマスツリーが登場しました。

11年前に始まった「福岡クリスマスマーケット」は昨年、「クリスマスアドベント」と名前を変え、規模が拡大されました。
期間中は博多駅前だけでなく、福岡空港、天神中央公園、福岡市役所前の広場など、福岡市内中心部のあちらこちらが光に包まれます。
(会場ごとに期間が異なり、一部会場は年明けまで楽しめます。)

イルミネーションを見ながら街歩きをしたり、音楽イベントに参加したり、おいしいものを食べたりと様々な楽しみ方ができます。
各会場で異なるオリジナルデザインのマグカップを集める方もいらっしゃるとか。

今年のイベント告知では、「2030年を目標に300店舗が出店する世界一のクリスマスマーケットを目指す」と驚きの発表がありました。

すっかり冬の風物詩となった福岡の「クリスマスアドベント」。
ななつ星の旅の前後に、ぜひこの時期だけの特別なひとときをお楽しみください。


雨の日は地面に光が反射して、幻想的な景色が楽しめます。


所変わって、鹿児島では鹿児島中央駅前で薩摩切子モチーフの光の塔が楽しめます。

クルー
肥後

『ななつ星への道 Stairway to Seven Stars』

2024.11.05
『ななつ星への道 Stairway to Seven Stars』

先日『ななつ星への道 Stairway to Seven Stars』PHP研究所より出版されました。

2012年5月当時、プレス発表されると「JR九州・豪華寝台列車・ななつ星」という言葉が様々なメディアを賑やかせ、
今では「ななつ星」といえば、
列車かお米かというほどの知名度となりました。
クルーの1期生が配属されたのは2012年10月。
あれから今日まで長いようであっという間でした。 

今回、この本が出版されるにあたり、唐池相談役のもとに、小川、渡邊、そして私数澤の3名の1期生クルーが集められ
インタビューを受けました。

クルーになるきっかけ、そして運行までのみちのりを辿っていきながら、時間はあっという間に過ぎ、
あんな事も!こんな事も!と沢山の脱線・・・ならぬ寄り道話をしながら大笑いのひと時でした。
 

10月15日の初運行のトレインマネージャーとして乗務することになった私の背中を押してくれた父の言葉。
まだ見ぬ世界を想像しながら手探りで準備をしていた大切な時間をこの本をきっかけにまた思い出させてくれました。
本にはたくさんのお客さまからのお手紙も引用されているのですが、そのようなお客さまから頂戴するメッセージがまた私たちの
エネルギーとなって、この10年を進んできたように思います。
 

私たちは本当に大勢の方に支えられていると実感しています。
先駆者であり、10年の歴史があってこその苦労と喜びの日々。
全てに改めて感謝です。

※写真は2012年10月1日に行われたクルー任命式に集まった関係者集合写真 

クルー
数澤