バミューダスタイル
秋の深まりとともに、過ごしやすい季節となりました。
皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
ななつ星は、6月からの約3ヶ月の運休期間を経て
23日より運行を再開しております。
今回は、見かけるとラッキー(?)な制服をご紹介いたします。
通称【バミューダスタイル】と呼ばれる制服で
バミューダ諸島で広く着用されていることから
【バミューダ】という名前が付いたそうです。
バミューダ諸島では公式の場で正装と同じ扱いだとか。
先月行われました、東京オリンピックの開会式でも
バミューダ諸島の選手団が【バミューダスタイル】で
行進しているとクルーの間で話題となりました。
毎年6月〜9月までの期間中にお客さまを
観光地にご案内する男性クルーが着用することがございます。
白いキャップに開襟シャツ、バミューダショーツ、
夏らしい格好は一部の女性クルーから熱烈な支持を受けております。
しかし、この年になってショーツを履くのはちょっと・・という恥ずかしがり屋な
男性クルーも多いため、中々目にする機会がございません。
(ちなみに私は好んで着用しています。)
今年も、【バミューダスタイル】の季節が終わろうとしています。
明日からの3泊4日が今年最後のチャンスです。
見かけた際は、ななつ星クルーと写真撮影を
してみてはいかがでしょうか。
- クルー
- 春田
深夜のななつ星
ピアノが奏でる華やかな音楽と、
色鮮やかなカクテルに囲まれたバータイムが終わった深夜。
お客さまも楽しかった一日を終えてお休みになられ、
閑静なひと時がななつ星に訪れます。
その間、ななつ星はいくつかの駅に停車しますが、私はこの深夜の駅が好きです。
一日の営業を終え静まり切ったホーム。普段多くの人で賑わうホームとは違い、
なかなか味わうことのない不思議な感覚に包まれます。
そういえば数十年前学生の頃、東ヨーロッパを周った鉄道の旅の際にも、
深夜の駅に停まる度にカーテンを少しだけ開いて
駅の様子を眺めていたことを思い出します。
国境警備隊や駅の売店の準備をする人々、深夜にもかかわらず大きな荷物を抱えて
ベンチに座っている家族など、まるで自分が何かから切り離されて
そこにポツンと存在するような、しかしなぜかドキドキする不思議な高揚感を、
今でもはっきりと覚えています。
もしななつ星で眠れないときは、
駅に停車したらカーテンをそっと少しだけ開いてみてください。
誰もいないホームもなかなか良いものですよ。
- クルー
- 塩島
出発の鐘
皆さま、こんにちは。
9月になっても残暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回はななつ星の「出発の鐘」についてご紹介いたします。
皆さまはななつ星が博多駅を出発する際、クルーが
出発の鐘を鳴らしているシーンをご覧になったことはありますでしょうか。
鐘を鳴らす回数は、ななつ星にちなんで「7回」
博多駅ホームに響く鐘の音は、旅が始まる高揚感をさらに高めてくれます。
出発の鐘は車掌やクルーが鳴らすことがほとんどですが、
ご要望があれば、ご乗車のお客さまに鳴らしていただくこともございます。
出発の鐘を鳴らしてみたいお客さまがいらっしゃいましたら、
どうぞクルーまでお声かけ下さい。
鐘の鳴らし方に決まりはなく、上から振り下ろしても、
下から振り上げてもどちらでも構いません。
ちなみに手首のスナップを意識すると、綺麗な音が響きます。
博多駅に出発の鐘の音が響き渡るまで、あと2週間ほど。
早く皆さまにお会いできますことを楽しみにしております。
- クルー
- 田中