スタッフコラム
それぞれの「第2章」

皆さま、こんにちは。ツアーデスクの田中です。
今日から始まったシルバーウィーク。
この3連休は西日本を中心に台風の影響が心配されるところではありますが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、あと6日後、来週9月23日(金・祝)から、いよいよ「西九州新幹線」が運行を開始いたします。
(詳しくはこちら:https://www.jrkyushu.co.jp/train/nishikyushu/)
佐賀県の武雄温泉駅と長崎県の長崎駅との間を走り抜ける列車の名は「かもめ」。
時代を代表する特急列車として長崎本線を約60年もの間走り続けた「かもめ」が、
今度は西九州新幹線に受け継がれ、佐賀・長崎の新しい時代を創りはじめようとしています。
その一方、我らが「ななつ星in九州」は、この10月に9年目を迎えます。
「かもめ」の歴史には遠く及びませんが、「ななつ星 第2章」という名の新たな歴史(←ちょっとオーバーですね…)を創るべく、
クルー・スタッフ一同、ただいま絶賛奮闘中(笑)でございます。
各地域や施設の皆さまとの本番に向けたシミュレーションや視察も始まり、
旅にたずさわる多くの皆さまの想いを、改めてひしひしと感じているところです。
「かもめ」そして「ななつ星」のリスタート。
…それぞれの列車の第2章、そして私たちにとっての“新たなめぐり逢い”は、まだまだこれからも続きます。
それでは、どうぞ素敵なシルバーウィークをお過ごしください!

10月から始まる1泊2日周遊コースの現地視察にて。地元の皆さまの説明を受けるクルー・スタッフ(の背中)。
- ツアーデスク
- 田中
素敵なピンクで心弾む空間に

皆さまこんにちは。クルーの古川藍です。
今回は素敵なお茶「サンルージュ」についてご紹介させていただきます。
鹿児島県の南南西約492km、奄美群島のほぼ中央に位置する徳之島。
南の島ならではの気候と茶農園の皆さまの熱い想いが、赤く色づく神秘で素敵な茶葉を誕生させました。
南の島の太陽をたっぷり浴びて育った、日本初の赤い日本茶「サンルージュ」。太陽のサン、口紅のルージュから命名されたそうです。
そもそもなぜ、お茶の葉が赤くなるのでしょうか。
茶葉が赤くなる理由として、南の島の太陽をたっぷり浴び、葉の中でたくさんの「アントシアニン」がつくられているからです。
この「アントシアニン」はポリフェノールの一種でレモンなどを加えて酸性にするとピンク色へと変化します。
今回ななつ星へご協力くださる茶農園のひとつである徳之島製茶さま。
「最高の赤色」に色づくのはたった1日しかないと言われ、収穫の最高のタイミングを逃すと翌日には、色が褪めて緑色になってしまうそうです。
「最高の赤色」を見極めるために、徳之島製茶の工場長自らが25軒の茶農家を1軒ずつ訪れ、摘み取っていらっしゃいます。
素敵な見た目のほかにも、徳之島製茶さまから伺った様々な効能をご紹介いたします。
サンルージュに豊富に含まれているポリフェノールの一種であるアントシアニンとお茶特有成分カテキンにより、
眼精疲労抑制作用・体脂肪低下・血圧上昇を抑える作用・抗酸化作用(エイジングケアで女性にピッタリ♡)・抗アレルギー作用があるそうです
上記の効能はさることながら健康成分も多種多様で大学や研究機関からも注目されています。
老若男女問わず、様々な方に楽しんでいただけるお茶です。
ななつ星車内では、お客さまと「サンルージュ」の出逢いの場をお食事のペアリングとしてご案内いたします。
ぜひとも、ななつ星の非日常的な空間で想いのこもったお茶を召しあがっていただき、心弾む時間をお過ごしください。
- クルー
- 古川
第2章のはじまりを記念する「ななつ星鉄道時計」が誕生★

早いもので、9月に入りました。朝晩も過ごしやすくなったこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
このたび、10月15日からはじまるななつ星第2章の記念に、「ななつ星鉄道時計」が誕生いたしました。
今年は鉄道開業150周年の節目の年でもあります。ななつ星オリジナルの鉄道時計は、文字盤に、国産で初めて採用された精工舎(現SEIKO)の19型「セイコーシャ」の数字もあしらっており、日本の鉄道網の安全と定時性を守り続けた伝統を、未来へ繋げていけたらと思っております。
数量も限定数となっております。詳しくはぜひ、こちらをご覧ください。
一年以上かけて大切に作り上げた時計が、みなさまの生活の中の彩りとして、そっと寄り添えたら嬉しく存じます。
また、ななつ星の車内には、ご存知のとおり、時計はございませんが、こちらの時計の「No.1」が10月15日から車内に初めて設置され、第2章の時を共に刻んで参ります。
今回、「ななつ星鉄道時計」と共に、一部の車内限定グッズもオンラインで販売いたしますので、ぜひご利用くださいませ。
■ご購入はこちらから…「ななつ星のお店」(9月30日23:59まで)
またみなさまとお会いできる日を楽しみにしております。
- スタッフ
- 仲
私たちが植えた苗のお米で作った日本酒を、車内でご用意します。

立秋とは名ばかりの暑い日が続いておりますが、皆さまお元気でお過ごしですか。
新しい旅の準備の中で、車内でご提供させていただくお飲み物の選定なども進めております。
その一つに井上酒造さんの日本酒をご紹介いたします。
実は今回、日本酒に使用される「雄町」というお米の田植えをお手伝いさせていただきました。
田植えには地域の方々も参加され、田植え用の足袋や長靴、手袋を装着し地域の方々と横一列に並び一歩ずつ下がりながら田植えを行いました。
慣れない私は一歩下がるのも一苦労でしたが、全員で愛情を込めて植えてまいりました。
米丈が育つと高いもので 1.8 メートルになるものもあり、これから台風の時期は倒れる度に1 本ずつ起こすなど、他の稲に比べて手間がかかるそうです。
また、「雄町」の特徴として甘み、旨味にボリュームがあり、まろやかな日本酒に仕上がります。
この「雄町」の日本酒を好んで飲むファンもいるほど人気の酒米です。
10 月からの井上酒造さんの日本酒、乞うご期待です!
- クルー
- 新野
車掌クルーの訓練

皆さま、こんにちは。
各地では、夏の風物詩である花火大会やお祭りが開催され、少しずつ本来の夏が思い出されつつありますね。
私たちも新コースに向けて、着々と準備を進めております。
さて、今回は、ななつ星クルーの中で、安全を担う”車掌”の話について紹介いたします。
先般、日頃運行に関わる関係社員の方々との合同の異常時想定訓練を実施しました。
通常とは異なる取扱いを行い、様々な確認を実施した後に実際に列車を動かすという想定をした訓練内容で、
参加者には緊張感が終始漂っていました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となった経緯もあり、非常に有意義なものとなりました。
なかでも、日頃直接関わらないななつ星を支えるスタッフの方々と私たちクルーが直接コミュニケーションを図ることができる貴重な機会となりました。
運行開始まで少々時間がありますが、安全面においてもお客さまに安心してご旅行いただけますように努めて参りますのでぜひご期待ください。
- クルー
- 伏谷
新しい旅の準備

まずは、東北・北陸地方の記録的大雨によって被災された地域の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
また、既に復旧に向けて動き出しているとの報道を伺うに、暑い中での作業につきましてはくれぐれもご自愛いただきますようお願い申し上げます。
九州も夏真っ盛りでございます。
ななつ星の運行がないこの時期に「新しい旅」の準備にスタッフ、クルーとも九州各地を奔走しております。
※写真は2023年1月から訪問させていただく長崎県・雲仙地区での様子になります。
実際に地域にお邪魔し、受け入れていただく地域の方々と語らいながら、ご乗車いただくお客さまの目線で現地を歩いて準備を進めております。
10月15日のななつ星運行再開までに、九州各地で皆さまともお目にかかることもあろうか思います。
お気づきの際は是非お気軽にお声かけください。
- スタッフ
- 荒巻
運休中の研修について

皆さま暑中お見舞い申し上げます。
九州では毎年の事ではありますが、暑さ厳しい日々に追われておりますがいかがお過ごしでしょうか。
ご存じの通りクルーズトレイン「ななつ星in九州」は、10月からのエピソードⅡに向けて日々準備をしています。
そして私たちクルーをはじめスタッフ総出で新コースでの新しいおもてなしをお届けするためさまざまな研修を実施しています。
その数ある研修の中から今回は一つご紹介致します。
今回、車内の改装を実施しており、2号車に新たな「茶室」ができます。
私たちクルーが実際にご乗車されるお客さまへお茶を提供します。
すでに日本茶インストラクターの資格を持つクルーもおりますが、全クルーが知識を習得するため、座学はもちろんのこと実技の訓練を現在、研修の一環として行っております。
また、「ななつ星」の特別ツアーでご登場いただいた福岡市中央区赤坂にあります「万(よろず)」の徳淵 卓さんにアドバイザーとしてご教授いただいております。
・日本茶の生産者への貢献活動
・日本茶の文化に関する海外を含めた普及活動
・日本茶の文化に関わる教育及び人材育成
上記の3つの理念を掲げているお店は私たち「ななつ星の世界観」と通ずるものがあります。
10月からの運行では「ななつ星流」としてお茶の歴史と文化を継承しつつ、現代の様式を取り入れた技術革新の流派を提供いたします。
私たちクルーはこれからも日々鍛錬し続けますので、どうぞご期待ください。
- クルー
- 児玉
再びお会いできるその日まで

山笠も終わり、さあ夏本番ですね。と博多では季節柄の挨拶が続くのですが、
今年は、すでに夏本番となっていますね。皆さまいかがお過ごしでいらっしゃいますか。
私たちクルーは、エピソード2に向け、準備や研修を行っています。
今回は「ななつ星」にまつわる青色の写真をすでに表紙で紹介している写真を含め3枚ご紹介いたします。
①表 紙・・・由布院駅にて
②2枚目・・・阿蘇駅 朝の火星と緑が映り込む「ななつ星」
③3枚目・・・阿蘇山
ご乗車いただくお客さま、地域の皆さま、「ななつ星」に携わる全ての皆さまに再び、お会いできるその日まで・・・
暑さ厳しき折、どうぞご自愛専一にお過ごしください。
- クルー
- 吉村
大分県の焼き物 「小鹿田焼」

空の青さが夏らしく輝きを増してきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、ななつ星は10月より新しい旅が始まります。
第二章の旅でも、私の故郷である「大分」の魅力を存分に感じていただける旅となっており、早くも心を躍らせております♪
なかでも今回ご紹介したいのが、歴史と伝統が紡がれた土地、小鹿田焼の里です。
こちらは、3泊4日の旅の初日に、車外エクスカーションとして訪れる場所です。
小鹿田焼は、大分県日田市の山あいで作られる、約300年の歴史がある焼き物です。
江戸時代から今日まで変わることなく伝承され、現在も9軒の窯元が大切に守り続けています。
原料となる陶土は、谷川の水流の力により、ししおどしのように唐臼でついて作られます。
静かな山間地に、コン、コンと響き渡る音はとても心地よく、「日本の音風景100選」にも選ばれました。
小鹿田焼の模様は、素朴な幾何学模様。とび鉋(かんな)や指、刷毛(はけ)、藁、金属のくしなどで付けられます。
手に馴染む温かみや日常に溶け込む魅力があるのは、歴史や伝統を大切に紡いできたからこそ。
日田市に住む祖父母の家に飾られていたこともあり、私にとって幼い頃から馴染みのある焼き物です。
新たな旅で、みなさまにご案内できることを大変うれしく思います!
☆本日は7月7日、七夕の日です☆
星が集まる天の川が夜空に広がり、2つの7が揃います。
ななつ星にぴったりな素敵な1日に、また、みなさまとお会いできますことを願っております。
- クルー
- 渡邉
ななつ星第2章へ向けて

早くも梅雨が明けた九州から、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
博多駅には博多祇園山笠の「飾り山」の準備も進んでおり、今年こそは“夏らしい夏”が過ごせることを願うばかりです。
さて、先週6月24日、たくさんのみなさまの笑顔に見送られ、ななつ星は第一章の全運行を終了しました。これまで長い間支えてくださった地域のみなさまに、改めて感謝申し上げます。
慣れ親しんだ沿線の方々とのお別れはとても寂しいですが、またいつの日かの再会、そして第二章の新たな出逢いに向けて、邁進したいと思います。
現在、クルーとスタッフが力を合わせて、第二章を迎える準備を行っています。
「100年をこえる物語をつなぐ。」
ななつ星は新たな使命を背負い、これからも九州の希望の星となれるよう、全力を尽くして参ります。
写真は、制作が進んでいる久留米絣100%のななつ星パジャマです。
お召しになるお客さまを想像しながら、大切に紡がれています。
みなさまにお披露目できる日を楽しみにしています。
- スタッフ
- 仲