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新たな仲間

2023.09.07
新たな仲間

2023年7月1日、クルーズトレイン本部に4名の仲間を新たに迎えました。

8月28日、ラウンジ金星に於いて先輩クルーが見守る中、クルー任命式を執り行いました。

決意を秘めた面持ちのシーンをパシャリ。
初々しいですね。

お客さま、沿線の皆さま、『ななつ星』の運行を支えてくださる皆さま、
たくさんの方々との「一期一会」を大切に
これからたくさんのことを‘学び’‘経験’していく彼らと
『ななつ星の旅』で出会うことがあれば、どうぞ温かくお声がけください。

最後に…
先輩クルーたちと一緒にパシャリ。

スタッフ
岸川

777回目の運行

2023.08.27
777回目の運行

涼しい季節が待ち遠しい今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

1ヵ月ほど前にはなりますが、先月25日に「ななつ星in九州」は記念すべき777回目の運行を迎えました。

車内ではお客さまへ、スタッフの手書きメッセージを寄せたポストカードをお渡しし、また夕食のシーンでは、
シェフがデザートプレートに『777』のデコレーションをしてくださるなど、お祝いムード一色の運行でした。

沿線各地でも様々なおもてなしでななつ星のお出迎え、お祝いをしてくださいました。
鹿児島県姶良市の帖佐駅では地元の高校生によるお出迎え、そして手作りの贈り物も頂戴しました。
その他にも、各地でいつも応援してくださる皆さまから、お祝いのメッセージや手作りのプレゼントをたくさんいただき、
運行を一緒に盛り上げてくださいました。

皆さまお暑い中、いつもお出迎え、お見送りをしていただき、本当にありがとうございます。

次に7がそろう運行は『7777』回目の運行です。

今後とも「ななつ星in九州」の応援をよろしくお願いいたします。

クルー
西山

南国を旅するななつ星

2023.08.17
南国を旅するななつ星

暦の上ではすっかり秋ですがまだまだ暑い日が続きます。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

ななつ星はお盆の期間お休みをいただいておりました。
8月19日土曜日から運行を再開します。

始めにご紹介した写真はお盆前に吉都線で撮影した「芙蓉」です。

3泊4日の旅で九州をぐるっとまわっていると、南に進むにつれ日差しと空気が変わっていくことを実感します。
じりじりと照りつける日差し、湿気を含んだ空気、色鮮やかな山や海の景色を見ながら「南に来たな・・・」と感じます。

この美しい「芙蓉」を見かけたのは吉都線のえびの駅。
3泊4日コースの3日目に通ります。

吉都線は鹿児島県の吉松駅と宮崎県の都城駅を結ぶ全長61.6kmの路線です。
トンネルが一つもなく雄大な霧島連山を臨める美しい路線です。
線路名に「吉」が含まれることから縁起の良い路線としても知られ、駅名標にはかわいらしい達磨の姿が描かれています。

何より吉都線沿線のみなさまの歓迎ぶりがこの線一番の魅力。
南国宮崎らしいあたたかい人柄と笑顔が「きっと」みなさまの心に残ることでしょう。

夏の疲れが出やすい時期です。
どうぞお体大切にお過ごしくださいませ。

クルー
山元

安全・安心の運行の為に

2023.07.27
安全・安心の運行の為に

7月10日からの大雨の影響で被災された皆さまには心からお見舞い申し上げます。

ななつ星で訪れていた地域も想像以上の被害に見舞われており、心を痛めております。
また、暑い中での作業につきましてはくれぐれもご自愛くださいませ。

「ななつ星in九州」は先月より約3週間、運行をお休みさせていただき、その期間を車両のメンテナンス、クルー研修等にあて、
車両・クルーともにパワーアップに努めてまいりました。

今回は、運休中に行いました異常時合同訓練についてご紹介いたします。

運行中、地震が発生し津波が襲ってきた場合、安全に避難を行うため、お客さまをどのように誘導するのか、車内で火災が
発生した場合どのように対応を行うのか、ななつ星料理長にもご協力いただき、より実践に近づけて訓練を行いました。

 

この訓練は、車掌チームがどのように訓練を行えばより実践に近づけて訓練を行えるか、
スムーズに避難を行うにはどのように連携したらよいか検討を深め、様々なケースの中で、クルー、料理長共に一致協力し、
どのように連携して避難を行うのか、誰がどのような役割を行うのか確認を行いました。

より一層、クルーの異常時対応に磨きをかけ、いついかなる時にどんなことが起きても対応できるように能力向上を図りました。

ご乗車中、どんなことが起きようとも安心してご旅行をお楽しみ頂けますようクルーズトレイン本部一丸となり、
安全・安心の運行をご提供してまいります!


(最後に...訓練に参加しました車掌クルーの写真を一枚...)

クルー
井手

幸運を運ぶ海の守り神

2023.07.17
幸運を運ぶ海の守り神

いよいよ梅雨明けも近づき夏本番も迫っておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

本日は、1泊2日九州周遊コース1日目にお立ち寄りいただける「脇本海岸」(鹿児島県阿久根市)についてご紹介します。

1泊2日コースの1日目、ななつ星は阿久根市にある「折口駅」に停車します。
ご希望のお客さまには「折口駅」からバスにご乗車いただき、脇本海岸の散策ツアーを行っております。 

海岸付近でバスを降り、徒歩で防風林を抜けると、眼前に広がる美しい海と遠浅の白砂が3㎞もつづき、
どこか落ち着く磯の香りがする脇本海岸が皆さまをお待ちしております 

そんな脇本海岸では毎年小さな命が誕生します。
それは絶滅の危機にあるウミガメです。
海の守り神として知られるウミガメは、
孵化してすぐ小さな体で海へと向かいます。
私たち人間にとって、歩けばすぐにたどり着く距離でも彼らにとっては長く険しい道のりです。
必死に自分の足で海まで辿り着き、大海原での人生を歩み始めます。 

海から吹く心地よい潮風に身を任せながら、尊いウミガメの命についても思いを馳せてみてはいかがでしょう。
また、
地平線に沈んでいく夕日を見ながら、ゆっくりと流れていく時間の中で、自然を五感で楽しんでみてはいかがでしょうか。 

スタッフ
宮元・山田・友利

奇跡と感謝

2023.07.07
奇跡と感謝

皆さま、いよいよ夏本番を迎えますが、いかがお過ごしでしょうか。

本日もななつ星スタッフコラムをご覧いただき誠にありがとうございます。
九州は大雨の季節となり、被害を受けた久大本線の早期復旧に向け、社員も頑張っています。
ご心配をおかけいたしますが、今しばらくお待ちください。 

さて、今回は奇跡と感謝です。
実は今年2023年10月15日にななつ星in九州は10周年を迎えることになりました。
2013年10月15日に運行開始したななつ星は、様々な奇跡と感謝と共に、無事に今日まで走ってまいりました。 

この世に「ななつ星in九州」が誕生した奇跡。
日本中、そして世界からななつ星に会いに来てくださる奇跡。
皆さまとクルー、スタッフが出会える奇跡。
皆さまの思い出の時間にご一緒できる奇跡。
新たな人生にめぐり逢う奇跡。 

数えきれないほどの奇跡にめぐり逢い、育てられ、10年の歴史を築くことができました
これから先も元気に走り続け、九州各地の皆さまと共に、日本そして世界へ心をお届けさせていただきます。

10周年の本年はもう一つ記念日がございます。
運行開始日から3,571日目の2023年7月25日は、777回目の運行を迎えます。
これまで走り続けてくれたななつ星に感謝し、そしてお客さま、地域の皆さま、ファンの皆さまに心より感謝申し上げます。 

皆さま、素敵な七夕をお過ごしください。 

クルー
鶴田

旅の始まりと終わり

2023.06.27
旅の始まりと終わり

梅雨明けが待ち遠しいこの頃でございますが、いかがお過ごしでしょうか?

皆さま、ななつ星の旅の始まりと終わりの駅はどこかご存じでしょうか?

正解は、九州最大の駅であり九州・福岡の陸の玄関口でもある博多駅です。
ななつ星の全てのコースは博多駅で始まり、博多駅で終わります。
これは、運行開始当初から変わらず継続しています。

今回は、ななつ星の旅の始まりと終わりである福岡(博多)についてご紹介いたします。
福岡を代表するお祭りといえば・・・山笠!!
博多祇園山笠は、700年以上続く櫛田神社の奉納神事で7月1日(土)から7月15日(土)まで開催されます。
博多駅の博多口側にある博多駅前広場にも絢爛豪華な飾り山笠が飾られます。

ぜひ、ラウンジ金星へお越しいただく前に博多駅前広場の飾り山笠をご覧いただき、
ななつ星の旅の序章として福岡の魅力も感じていただけたら幸いです。

ツアーデスク
井上

梅雨のななつ星

2023.06.17
梅雨のななつ星

5月末に九州は梅雨入りをしました。
猛暑の夏に向けてエネルギーを蓄える緑が大変美しく、生き生きとしています。

雨の日のななつ星車内では・・・
晴れを祈ってお客さまと一緒にてるてる坊主を作ったり、
1号車のスクリーンを使用してDVD鑑賞会を開催したり、
雨といえば温泉とお買い物!(鹿児島出身の私だけ?!)ということで
2号車でお土産の展示を行ったりと車内でも楽しめる方法を準備中です。

クルー同士、ああでもないこうでもないとアイデアを出し合う時間が愛おしいと感じる毎日です。

次はどんな仕掛けができるのか、お楽しみに!!

ななつ星バスに出張中のてるてる坊主「ななちゃん」。

クルー
川内谷

お茶どころ九州

2023.06.07
お茶どころ九州

九州は梅雨に入り、6月らしい季節になってまいりました。

さて、立夏が過ぎ、街の中に新茶の文字を目にするようになりました。
みなさまは、九州が「お茶どころ」ということをご存じでいらっしゃいますか?

生産量で見ると、2022年の統計で全国1位は皆さまご存じの静岡県(36%)ですが、2位は鹿児島県(34%)、
そして10位までに宮崎県、福岡県、佐賀県、熊本県がランクインしています。
全国生産量の40%以上は九州で生産されているのです。

私は鹿児島県で生まれ育ちましたが、学校に水筒に入れた熱いお茶をもって行き、
お茶でうがいをする「お茶うがい」の時間が決まっていました。
子供のころからお茶が生活に根付いているのを肌で感じていました。

そして、ななつ星in九州の車内には九州7県のお茶をご用意しており、
お食事や走行シーンに合わせて茶葉を変えご提供しております。
生産地別に味わいや適温が違うので、それぞれ茶葉に合った方法で淹れています。

どのお茶もおいしいですが、鹿児島県のお茶として現在ご用意している知覧の「あさつゆ品種」は、
特に甘みを感じるおいしさが特徴的です。

お茶を購入される際、もし機会がありましたら九州のお茶にも注目いただき、
また列車にご乗車の際はシーンごとにお茶の違いをお楽しみください。


※全国のお茶の生産量 参考:農林水産省「作物統計調査」

 

スタッフ

味わう芸術

2023.05.27
味わう芸術

照りつける日差しにも夏の気配が感じられるこのごろ、皆さま お変わりございませんでしょうか。

先日、大正十三年から大分県中津市にお店を構える武蔵屋総本店さまにお邪魔しました。
毎運行、四季の情景を写した上生菓子をご提供いただいています。

おもてなしの心を感じる美しい作品に、込めた思いを添えてななつ星に届けてくださる
4代目の一木武志さんにお会いできました。

お客さまから「食べてしまうのが勿体無い」と評判の上生菓子。
一木さんが作る繊細な作品は、甘くても口溶け良く、余韻だけが残るように細かいふるいで丁寧に裏漉して作られています。

優しい甘さの秘密は、白あんにつくね芋をふんだんに使用されていること。
和菓子に馴染みのない方にも食べやすく見るだけでも感動できるような上生菓子は、
「自然を見て感じた風景をそのままカタチにしています。お客さまとその風景が共感できたら。」
という一木さんの思いが込められていました。

和菓子職人でありながら、アーティストな一木さん。
伝統を受け継ぐだけでなく、新しいことにも挑戦されている方です。

中でも驚いたのは、「音楽家とのセッション」!!
ピアニストの生演奏に合わせて、側で上生菓子づくりを実演するというもの。
一曲の間に、ひとつの作品が少しずつ完成に近づく様子を眺めることができるそう。
お話を伺いながら、いつか見てみたいなと胸が高鳴りました。

店舗の中には甘味処も併設されていました。
日によっては、上生菓子とお抹茶セットもいただけるそうです。
(売り切れてしまうことも多いとか…)

皆さま、中津市にお越しの際は、武蔵屋総本店さんを訪れてみてはいかがでしょうか。

クルー
永嶋