気持ち新たに…

花の便りに心躍る季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
新年度を迎え、福岡市内は桜が満開になり、春らしい季節を感じられるようになってきました。
2024年度初運行日であった4月2日(火)、博多駅ホームへななつ星のお見送りに行ったところ、たくさんのお客さまがななつ星を見に来てくださっていました。
ななつ星の出発時間に合わせてホームに足を運んでくださった方々をはじめ、春休み中の子どもたち、たまたま博多駅に立ち寄った旅行中の方々と、多くの皆さまがななつ星を見送り、一緒に手を振ってくださいました。
ななつ星が2024年度を無事に迎え、変わりなく運行させていただいているのも、支えてくださる皆さまのお陰です。
多くの皆さまに支えられながら、クルー・スタッフ一同気持ちも新たに、ななつ星を通して九州の魅力を発信し続けてまいります。
2024年度も応援よろしくお願いいたします!
- スタッフ
- 河﨑
gaze at the starry sky

「ピアノが奏でる華やかな音楽と
色鮮やかなカクテルに囲まれたバータイムが終わった深夜。
お客さまも楽しかった一日を終えてお休みになられ
閑静なひと時がななつ星に訪れます。
その間、ななつ星はいくつかの駅に停車しますが、私はこの深夜の駅が好きです」
これは私が2021年9月17日に書いたコラムの一節ですが、
今でもその想いは変わらず、気が付くと誰もいないホームにそっと足をおろしていることがあります。
一日の喧騒が終わり静まり返ったホーム。
ななつ星DF200の低いエンジン音だけがそっと夜に響きます。
ふと空を見上げると、そこには満天の星。
まるで皆さまの幸せやよろこびを暗示しているかのように
ななつ星を優しく包み込みます。
星と星の饗宴。
眠れない夜にはぜひ。
- クルー
- 塩島
新しい仲間

いつも「ななつ星in九州」を応援頂きありがとうございます。
朝晩の冷え込みも和らいできて、日中は暖かい日も多くなりはじめ、すぐそこまで春がやってきているのを感じます。
今年も「ななつ星」の車窓から、九州各地の綺麗な春の景色を見るのが楽しみです。
春といえば、入学や就職といった「新たな出会い」の季節でもありますね。
新たな出会いといえば、「ななつ星」にこの度2月1日付で社内から2名、3月1日付で社外から2名、計4名の新しい仲間「14期生」が加わりました。
これから、列車の運行には欠かせない「安全」に関すること、お客さまに「ななつ星」での旅をお楽しみいただくための「サービス」に関することなど、「ななつ星」への熱い想いを胸に、立派に独り立ちして「ななつ星」の車内でお客さまをお迎えする日を目指して研修に臨みます。私たち先輩クルーも、全力でサポートしてまいります。
博多駅のホームや「ななつ星in九州」の車内で「14期生」を見かけましたら、温かいお声かけと応援をよろしくお願いします。
現在受付中の雲仙コースが走り出すころには、逞しい姿を見せてくれていることでしょう。皆さまも是非、逢いにお越しください。
(左から早田クルー、大西クルー、笹山クルー、上田クルー)
- クルー
- 深田
ななつ星同窓会

「ななつ星in九州」が誕生して10周年を迎えた記念として、先日2月29日(木)に東京で「ななつ星」同窓会を開催致しました。
500名を超えるお客さまに参加していただき、お客さまとの再会にクルー・スタッフ一同、心温まる時間を過ごさせていただきました。
「ななつ星」同窓会はこれまで2015年、2017年と開催し、2020年にも運行7周年を記念して第3回同窓会を開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、この度ようやく第3回目を開催することができました。
2017年以来の同窓会ということもあり、お客さま同士もななつ星の思い出話に花が咲き、あっという間の3時間でした。
私がクルーとして乗務開始したのが2018年のため、「ななつ星」同窓会に参加するのは今回が初めてでした。
初めての同窓会で緊張や不安も大きかったのですが、いざ始まるとお客さまとの久々の再会に話が止まらず、本当に楽しい時間でした。
また私は今回の同窓会の開催にあたり、クルーのプロフィールを記載したボードの作成や、いつも運行を支えていただいている地域の皆さまのメッセージ動画の撮影など、準備段階から携わらせていただいたので、私自身にとっても忘れられない同窓会となりました。
今回の同窓会では、お客さまが「ななつ星」の旅で撮影した写真を事前に募集し、会場内のスライドで紹介する企画も設けました。
お客さま各々それぞれに思い出深いエピソードがあり、笑いあり、涙ありの素敵な写真ばかりで、改めてたくさんのお客さまに愛されている列車であると実感し、この想いに応えていけるようにこれからも精進していきたいと思った同窓会でした。
これからも「ななつ星」をどうぞよろしくお願いいたします。
- クルー
- 田中(維)
ななつ星から見た冬景色

2024年1月23日(火)の3拍4日コースはこの年1番の冷え込みで、九州でも珍しく雪が降りました。
上の写真は、その時のものです。
この週は行く先々で、雪景色が見られました。
特に2日目阿蘇での景色は、本当に九州なのかと思うほど雪が降っていました。
(由布院の冬景色)
(阿蘇駅の冬景色)
ななつ星のクルーで乗務をしていてこのような景色をみるのは初めてで、とても驚いたことを思い出します。
今回は冬景色でしたが、ななつ星の旅ではこのように、季節を感じる様々な景色を見ることができます。
同じ景色は2度となく、毎回新しい景色を見ることができるのは、ななつ星の旅の魅力の一つです。
「ななつ星の旅ではどんな景色が見られるのだろう」
そう考えるだけでもわくわくしてきませんか?
きっと、とても素敵な景色をご覧いただけると思います。
素晴らしい景色の中で、皆さまにお逢いできることを心よりお待ちしております。
- クルー
- 古川(富)
クルーのお仕事

少しずつ日脚が伸び、春が待ち遠しく感じられるころです。
私は佐賀平野で趣味の熱気球に乗り、有明海越しに望む雲仙普賢岳の澄んだ景色や、時折雪化粧をする天山を見下ろしたりと、この時期ならではの九州の景色を楽しんでいます。
今回はクルーの乗務以外のお仕事についてご紹介します。
クルーは乗務以外に、運転や料飲、客室管理、サービス、教育など、各チームに分かれて、運行で挙がった問題点の解決や改善に取り組んでいます。
私が任されているサービスチームでは、各観光地でのおもてなし内容の検討や、季節ごとの車内サービスを提案し、オリジナルグッズの商品選定や販促方法について考え、取り組んでいます。
車内販売商品に関して、私が企画で関わった「ななつ星ハーブティー」や「懐紙」は思い入れがあります。
ハーブティーは熊本にて無農薬で育てられ、手摘みされた7種類のハーブを低温で乾燥させ、何度も調合を繰り返してブレンドを考えた、本当においしく元気になる、おすすめのものです。懐紙は水戸岡先生のデザインの柄を美しく透かしで表現し、お茶室やサロンなど、車内のいたるところでそっと花を添えています。
ネーミングを任されたシルクスカーフの「おもかげ」と「いろどり」など、まだまだお伝えしたいことがたくさんありますが、そちらは今月末、東京で行われる同窓会にとっておきます。
あのクルーはどのチームでどんなことをしているのか気になった皆さま、ぜひ同窓会の機会にお尋ねください。
今月末、皆さまと再びお会いできますことを心より楽しみにしております。
(それぞれの担当を表現した集合写真)
- クルー
- 原尻
特別企画運行:ななつ星と一緒に「わたしの10周年」を祝おう!

2024年1月23日(火)は全国的に今年一番の⛄寒さ厳しい日となりました。
そのような中、人生の大事な10周年を迎える方々、10組18名さまの「ななつ星と一緒に「わたしの10周年」を祝おう!」の旅が始まりました。
「お客さまへのサプライズが成功しますように。」「2日目は「ななつ星」が阿蘇に辿り着きますように。」「雲仙へ向かうフェリーは無事出航しますように。」と願いはたくさんありましたが、無事に3泊4日の旅を終えることができ、またお客さまには各地の景色、そして様々な企画やおもてなしを楽しんでいただくことができました。
4日目旅の最終日は、大分県別府でのおもてなしとして「別府市民フィルハーモニア管弦楽団」の皆さまにお越しいただき、「ななつ星」車内にてミニコンサートを開催しました。
別府市民フィルハーモニア管弦楽団は別府市内で活躍する音楽家と、これを支援する県内外の音楽家の皆さんにより、1993年10月に「別府市民交響楽団」として結成、1995年には世界的なピアニスト マルタ・アルゲリッチとも共演されています。
クラリネット奏者の倉堀翔(くらほり しょう)さん、後藤花保(ごとう かほ)さん、 松林紗代(まつばやし さよ)さんに、10周年にちなんだ曲など演奏いただきました。
(左より:後藤花保さん、倉堀翔さん、松林紗代さん)
「ななつ星」車内は、クラリネットの木の温かくて柔らかい音に包まれ、特別な空間となりました。
ご乗車されたみなさまにとって、クラリネットの音色も心に残る旅の思い出の一つとなっていましたら、これ以上の喜びはありません。
地域のみなさま、いつも温かく「ななつ星」の運行を支えてくださり、心より感謝申しあげます。
- ツアーデスク
- 秋山
フィンガーフードって?

春の訪れが待たれる昨今ですが、皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。
さて、前回のコラム『おでん』に続き、今回も“食”に関するお話でございます。
ツアーデスクでは、ご乗車のお客さまへ『ご集合いただくラウンジ「金星」では、一口サイズの軽食(フィンガーフード)をご準備しておりますので、ぜひお楽しみください』と、ご案内をさせていただく場面があります。
皆さま、「軽食?フィンガーフード?」どのようなものをご想像されましたでしょうか?
なかなか、イメージがつきにくいものかと存じます。
そこで今回は、ご乗車のお客さまが最初に集う特別な場所、ラウンジ「金星」にてご準備いたしております、フィンガーフードついてご紹介いたします。
ななつ星では、さまざまなシェフにお料理をご提供いただいておりますが、ラウンジ金星のフィンガーフードは、福岡市内にてカフェやケータリングにて空間演出を行う、SONESさんにご準備をいただいております。
カウンターに綺麗に並ぶ、様々なフィンガーフードは、ラウンジ「金星」に、彩りを添え、華やいだ雰囲気を醸し出します。
一口でお召し上がりいただける、しょっぱいもの、甘いもの、それぞれのメニューは、どれも福岡県産のこだわった食材を使用しており、美味でございます。
こちらの写真は、『あまおうとジャージー牛乳のパンナコッタ』。
コク深く、濃厚なパンナコッタの上には、あかい、まるい、おおきい、うまい、でお馴染みの福岡のいちご“あまおう”を使ったソース。
こちらは、皆さまご想像がお付きになるのではないでしょうか?
相性抜群でございます!!
現在、ソースはいちごを使用しておりますが、旬のフルーツを使用するため、季節によって様々です。
味はもちもん見た目も華やかなフィンガーフードでございますが、皆さま、少しイメージが湧いて来ましたでしょうか?
他にもひとつひとつ、ご案内をさせていただきたいところではございますが…ここからは、皆さまのご想像にお任せいたします(^_^)
- ツアーデスク
- 谷
冬といえば

1年で最も寒い季節を迎えようとしておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
本日は、そんな寒い日に誰もが食べたくなる「アレ」をご紹介いたします。
それは・・・「おでん」です。
ななつ星では1月13日からのブルームーンタイム(22:00〜24:00)にて、角川料理長特製のおでんをお楽しみ頂いております。
ブルームーンタイム中は、少し肩の力を抜いて、おでんをたべながらゆったりとした時間を過ごしていただきたい。
そんな料理長の想いから生まれたのが「おでん」です。
まずはおでんの具材。
佐賀県三原豆腐店の「まぼろしの厚揚げ」をはじめ、JR九州のグループ会社が手掛けるたまご「うちのたまご」、そのほか定番の大根、こんにゃく、ちくわなどが並びます。
仕入れ状況にもよりますが、どの具材も九州各県から料理長が厳選したものです。
味の決め手となるお出汁は鹿児島が誇る鰹節を中心に昆布、煮干し、焼きあごなどから丁寧に作られており格別。
具材を引き立てます。
おでんのお供に熱燗はいかがでしょうか。
福岡・杜の蔵酒造の「独楽蔵(こまぐら)」。
純米吟醸を熟成させた日本酒が優しくおでんに寄り添います。
いつまでもちびちび飲めちゃいます。
皆さまのイチオシの具材は何でしょうか?おでん談義に花が咲きそうです。
おでんの誘惑に耐えながら、皆さまをお待ちしております。
- クルー
- 春田
あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
昨年はななつ星をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
皆さまに温かく支えられ、素晴らしい一年を過ごすことができました。
2024年もななつ星は、更なるサービス向上に全力を注ぎます。
私たちスタッフは心を合わせ、車内の清掃作業を一層丁寧に行い、快適で安全な旅をお届けすることをお約束いたします。
お客さまが大切な瞬間をななつ星で迎え、心地よい思い出を作るお手伝いができることを誇りに思っております。
また、今年もななつ星は新たな冒険と感動の旅路、そしてななつ星車内では特別な時間をお楽しみいただけるよう、努力して参ります。
ななつ星を選んでいただき、心から感謝いたしております。
2024年も皆さまと共に素晴らしい旅を続けていくために、より一層の努力を惜しまず励んで参りますので、どうぞ今年もななつ星をよろしくお願いいたします。
それでは、新しい年が皆さまにとって幸せで満ち溢れたものとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。
- クルー
- 古川(藍)