プレミアムな運行

暑い日々が続いております。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
先日6月14日(土)および18日(水)、ななつ星は特別運行を行いました。
この運行では、博多駅出発の際にDD200という機関車が客車を引っ張っていました。
「DD200って?」
正式にはDD200形ディーゼル機関車。
以前水上クルーが機関車のDE10についてご紹介しておりましたが、DD200はそんなDE10よりも軽くて省エネの新型でございます。
※DE10についての紹介はこちら
スタッフブログ(2024年12月7日掲載分)「ななつ星を支える機関車たち」
博多駅出発の際は1機だったDD200が、なんと博多駅に帰ってきたときには2機になっていました!!
その理由をご説明いたします。
ななつ星をいつも牽引している機関車のDF200は3600馬力、比べてDD200は1200馬力しかありません。
勾配のある久大本線は、このDD200の1機だけではDF200のようなスピードが出ません。
そのため大分駅からはDD200をもう1機繋げて帰ってきました。
心なしか、無事に博多駅に帰ってこれたことに安堵した表情に見えますね。
このような運行を無事に終え、ななつ星は6/21から9/12まで車両の定期点検のため、長いお休みに入ります。
その間、クルーはお世話になっている関係施設さまでの研修や、異常時を想定した訓練、そして運休明けの運行に向けた準備などを行っていきます。
自然に囲まれた九州、運行中はさまざまなことがありました。
数えられないほどのたくさんの方に支えられてななつ星は運行できております。
いつも本当にありがとうございます。
関係施設の皆さま、地域の皆さま、関わってくださったすべての方に感謝を込めて。
運休明けにパワーアップした姿で皆さまにお会いできるよう準備を進めてまいります。
梅雨が明ければいよいよ夏本番☀
お元気に夏をお迎えください。
- クルー
- 大西
運休のお知らせ

皆さま、こんにちは。
いつもななつ星in九州を応援いただき誠にありがとうございます。
ななつ星は、2025年6月21日(土)から2025年9月12日(金)までの期間、4年に1度の車両点検のためしばらくお休みをいただきます。
少し長めの夏休みですが、皆さまにこれからも安全で快適なご旅行をお届けできるよう、しっかりメンテナンスいたします。
また、運休期間中も皆さまとの繋がりを大切にしたいとの想いから「ななつ星バス」にご乗車いただけるツアーを開催いたします。
九州のどこかをななつ星バスが元気に走っておりますので、もし見かけた際はぜひ手を振っていただけたら嬉しく思います。
スタッフ一同、皆さまの温かい笑顔に出逢えることを楽しみにしております。
なお、運休前の運行は、本日出発の「プレミアムな九州周遊の旅 3泊4日コース」の残り1回となります。
(ななつ星は特別ルートにて18日(水)~20日(金)にて運行。)
ご乗車予定のお客さまには最高のひとときをお届けできるよう心を込めてお迎えいたします。
これからもななつ星in九州をよろしくお願いいたします。
- ツアーデスク
- 井上
「30億円の額縁」をいつも美しく

九州南部では梅雨入りを迎え、しっとりとした雨の風景も美しく感じられる季節となりました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、ななつ星の象徴ともいえる“大窓”について、ご紹介したいと思います。
この大窓は、車内から見える九州の美しい景色を、まるで一枚の絵画のように楽しんでいただけるよう設計されています。
車両の製造費がおよそ30億円ということから「30億円の額縁」とも呼ばれており、ななつ星を代表する存在のひとつです。
しかしこの美しい額縁も、運行中に煤やほこりが付きやすいという悩みがあります。
ななつ星はディーゼル機関車に牽引されているため、走っているとどうしても汚れが付着してしまうのです。
そこで私たちクルーは、停車中や信号待ちの時間を見つけては、モップと雑巾を手に、大窓の外側を磨いています。
お客さまにとって、この窓からの風景は「一生に一度の旅の絵」。
少しでも鮮やかに、そして心に残るものになるよう、心を込めて拭いています。
作業中、車内からお客さまが手を振ってくださったり、そのような時も私たちは元気をいただいています。
額縁の向こうに広がる九州の四季折々の風景を、これからも最も美しい状態でお届けできるよう、日々の小さな努力を続けていきます。
- クルー
- 首藤