奇跡と感謝

皆さま、いよいよ夏本番を迎えますが、いかがお過ごしでしょうか。
本日もななつ星スタッフコラムをご覧いただき誠にありがとうございます。
九州は大雨の季節となり、被害を受けた久大本線の早期復旧に向け、社員も頑張っています。
ご心配をおかけいたしますが、今しばらくお待ちください。
さて、今回は奇跡と感謝です。
実は今年2023年10月15日にななつ星in九州は10周年を迎えることになりました。
2013年10月15日に運行開始したななつ星は、様々な奇跡と感謝と共に、無事に今日まで走ってまいりました。
この世に「ななつ星in九州」が誕生した奇跡。
日本中、そして世界中からななつ星に会いに来てくださる奇跡。
皆さまとクルー、スタッフが出会える奇跡。
皆さまの思い出の時間にご一緒できる奇跡。
新たな人生にめぐり逢う奇跡。
数えきれないほどの奇跡にめぐり逢い、育てられ、10年の歴史を築くことができました。
これから先も元気に走り続け、九州各地の皆さまと共に、日本そして世界へ心をお届けさせていただきます。
10周年の本年はもう一つ記念日がございます。
運行開始日から3,571日目の2023年7月25日は、777回目の運行を迎えます。
これまで走り続けてくれたななつ星に感謝し、そしてお客さま、地域の皆さま、ファンの皆さまに心より感謝申し上げます。
皆さま、素敵な七夕をお過ごしください。
- クルー
- 鶴田
旅の始まりと終わり

梅雨明けが待ち遠しいこの頃でございますが、いかがお過ごしでしょうか?
皆さま、ななつ星の旅の始まりと終わりの駅はどこかご存じでしょうか?
正解は、九州最大の駅であり九州・福岡の陸の玄関口でもある博多駅です。
ななつ星の全てのコースは博多駅で始まり、博多駅で終わります。
これは、運行開始当初から変わらず継続しています。
今回は、ななつ星の旅の始まりと終わりである福岡(博多)についてご紹介いたします。
福岡を代表するお祭りといえば・・・山笠!!
博多祇園山笠は、700年以上続く櫛田神社の奉納神事で7月1日(土)から7月15日(土)まで開催されます。
博多駅の博多口側にある博多駅前広場にも絢爛豪華な飾り山笠が飾られます。
ぜひ、ラウンジ金星へお越しいただく前に博多駅前広場の飾り山笠をご覧いただき、
ななつ星の旅の序章として福岡の魅力も感じていただけたら幸いです。
- ツアーデスク
- 井上
梅雨のななつ星

5月末に九州は梅雨入りをしました。
猛暑の夏に向けてエネルギーを蓄える緑が大変美しく、生き生きとしています。
雨の日のななつ星車内では・・・
晴れを祈ってお客さまと一緒にてるてる坊主を作ったり、
1号車のスクリーンを使用してDVD鑑賞会を開催したり、
雨といえば温泉とお買い物!(鹿児島出身の私だけ?!)ということで
2号車でお土産の展示を行ったりと車内でも楽しめる方法を準備中です。
クルー同士、ああでもないこうでもないとアイデアを出し合う時間が愛おしいと感じる毎日です。
次はどんな仕掛けができるのか、お楽しみに!!
ななつ星バスに出張中のてるてる坊主「ななちゃん」。
- クルー
- 川内谷
お茶どころ九州

九州は梅雨に入り、6月らしい季節になってまいりました。
さて、立夏が過ぎ、街の中に新茶の文字を目にするようになりました。
みなさまは、九州が「お茶どころ」ということをご存じでいらっしゃいますか?
生産量で見ると、2022年の統計で全国1位は皆さまご存じの静岡県(36%)ですが、2位は鹿児島県(34%)、
そして10位までに宮崎県、福岡県、佐賀県、熊本県がランクインしています。
全国生産量の40%以上は九州で生産されているのです。
私は鹿児島県で生まれ育ちましたが、学校に水筒に入れた熱いお茶をもって行き、
お茶でうがいをする「お茶うがい」の時間が決まっていました。
子供のころからお茶が生活に根付いているのを肌で感じていました。
そして、ななつ星in九州の車内には九州7県のお茶をご用意しており、
お食事や走行シーンに合わせて茶葉を変えご提供しております。
生産地別に味わいや適温が違うので、それぞれ茶葉に合った方法で淹れています。
どのお茶もおいしいですが、鹿児島県のお茶として現在ご用意している知覧の「あさつゆ品種」は、
特に甘みを感じるおいしさが特徴的です。
お茶を購入される際、もし機会がありましたら九州のお茶にも注目いただき、
また列車にご乗車の際はシーンごとにお茶の違いをお楽しみください。

※全国のお茶の生産量 参考:農林水産省「作物統計調査」
- スタッフ
- 栁
味わう芸術

照りつける日差しにも夏の気配が感じられるこのごろ、皆さま お変わりございませんでしょうか。
先日、大正十三年から大分県中津市にお店を構える武蔵屋総本店さまにお邪魔しました。
毎運行、四季の情景を写した上生菓子をご提供いただいています。
おもてなしの心を感じる美しい作品に、込めた思いを添えてななつ星に届けてくださる
4代目の一木武志さんにお会いできました。
お客さまから「食べてしまうのが勿体無い」と評判の上生菓子。
一木さんが作る繊細な作品は、甘くても口溶け良く、余韻だけが残るように細かいふるいで丁寧に裏漉して作られています。
優しい甘さの秘密は、白あんにつくね芋をふんだんに使用されていること。
和菓子に馴染みのない方にも食べやすく見るだけでも感動できるような上生菓子は、
「自然を見て感じた風景をそのままカタチにしています。お客さまとその風景が共感できたら。」
という一木さんの思いが込められていました。
和菓子職人でありながら、アーティストな一木さん。
伝統を受け継ぐだけでなく、新しいことにも挑戦されている方です。
中でも驚いたのは、「音楽家とのセッション」!!
ピアニストの生演奏に合わせて、側で上生菓子づくりを実演するというもの。
一曲の間に、ひとつの作品が少しずつ完成に近づく様子を眺めることができるそう。
お話を伺いながら、いつか見てみたいなと胸が高鳴りました。
店舗の中には甘味処も併設されていました。
日によっては、上生菓子とお抹茶セットもいただけるそうです。
(売り切れてしまうことも多いとか…)
皆さま、中津市にお越しの際は、武蔵屋総本店さんを訪れてみてはいかがでしょうか。
- クルー
- 永嶋
日田の「本野はきもの工業」

こんにちは。風薫る爽やかな季節となりました。
気候の穏やかなこの季節はお出かけしたくなりませんか?
今日は、以前スタッフコラムでも紹介いたしました日田下駄製作体験、
3泊4日霧島コース1日目・車内にてお楽しみいただける下駄づくりをご指導くださる
「本野(もとの)はきもの工業」さまをご紹介します。
「本野はきもの工業」は日田駅から車で5分程のところにあります。
三隈川のすぐ側にあり、風が心地よいのどかな場所です。
店内にはたくさんの日田下駄が所狭しと並べられ、ほんのりと心地よい杉の香りが漂います。
下駄は現代風のおしゃれなデザインや、進撃の巨人とのコラボ商品もあります!
(日田は進撃の巨人を描かれた諌山創先生の出身地で、日田市の各地でイベントが行われています。)
ななつ星の紹介コーナーもあります!
日田にお越しの際、お散歩がてら三隈川沿いを訪れてみてはいかがでしょうか。
- スタッフ
- 新野
旅の楽しみ方

みなさまこんにちは。
大型連休も終わり、新緑が目に鮮やかな季節となりました。
最近は朝が冷え込む日もありますが、みなさまお変わりないでしょうか?
今回ご紹介するのは熊本県にある長洲駅です。
長洲地区は全国有数の「金魚」の産地として有名な地域で、
現在も10数件の養魚事業者さんがいらっしゃるそうです。
「金魚」は昔から縁起の良い生き物として知られており、
駅のホームからみなさまの旅の安全と新たな人生が素敵なものとなるよう見守っています。
このように様々な方々から支えられてななつ星は運行を続けて参ります。
みなさまと車内で新たな旅の楽しみを見つけることを楽しみにしております。
- クルー
- 田原
五感で楽しむ朝のひととき

つつじが咲き誇る季節となりました。強くなってきた日差しは、夏が近いことを告げているようですね。
さて、本日は、3泊4日霧島コース4日目の「牟礼鶴酒造での朝食」と「普光寺での阿字観体験」について紹介いたします。
ななつ星の列車は、6:47~11:22まで豊後竹田駅に停車しています。
まずは、自然と文化が共存する豊かな場所、大分県豊後大野市朝地町に位置する牟礼鶴(むれづる)酒造での朝食です。
酒蔵のかまどで炊き上げた綿田米(献上米)と、郷土料理の鶏汁。
綿田米とは、綿のような土で育つことから「わただまい」といわれ、
江戸時代には地元のお殿様が召し上がっていた由緒あるお米です。
炊き立てのごはんと、地元、豊のシャモと野菜を使った鶏汁を、ぜひお楽しみください。
朝食後、そのまま向かうのは、同じく豊後大野市朝地町上尾塚にある普光寺です。
地元では紫陽花の名所としても有名で、別名「紫陽花寺」とも呼ばれています。
自然豊かな境内には、鎌倉時代に彫られた日本最大級の磨崖仏があります。
その仏さまと並んで行われる阿字観体験(瞑想)は、鳥のさえずりや川のせせらぎなど、
自然を感じながら特別な時間をお過ごしいただけます。
ななつ星のめぐり逢いのひとつである「自分自身とのめぐり逢い」を感じていただけるかもしれません。
風薫る季節、さわやかな風が、みなさまに素敵なことをいっぱい運んでくれますように……。
- クルー
- 上田
「ななつ星in九州」と出会ったときは・・・

※写真は7周年記念イベント運行時のものです。
皆さま、いつも「ななつ星in九州」に手を振ってくださり、そして応援してくださいまして、ありがとうございます。
地域のお客さまからのお手振りが、ご乗車のお客さまはもちろん、私たちスタッフの大きな力になっていると強く感じます。
出発時はもちろん、地域の沿線や途中の駅、終着駅などさまざまな場面において手を振っていただくことが、本当に私たちの元気の源になっています。
「ななつ星in九州」の運行日はホームページにお知らせしておりますので、列車と出会ったときには、ぜひとも手を振っていただけますと幸いです。
https://www.cruisetrain-sevenstars.jp/course/
これからも、皆さまとのふれあいを楽しみにしております。
- スタッフ
- 岡
「ななつ星in九州」はおかげさまで10周年を迎えます

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
「ななつ星in九州」は本年10月15日で運行開始から10周年を迎えます。
これもひとえに、これまでにご乗車いただきましたお客さまをはじめ、
日々ななつ星の運行を支えてくださる施設の皆さま、いつも応援してくださる地域の皆さま、
全ての皆さまのおかげです。
これからも私たちクルー、スタッフ一同一丸となって、九州を発信し、
みなさまに幸せを届けるために頑張ってまいります。
今後とも末永く「ななつ星in九州」をご愛顧いただきますよう、
よろしくお願い申し上げます。
- スタッフ
- クルーズトレイン本部スタッフ一同