秋を満喫

クルーの吉村です。
ついこの前まで「今日も暑いですね。」と挨拶を交わしていたと思ったら、あっという間に季節が進み、朝晩の冷え込みに秋を感じる今日この頃です。
寒暖の差が大きく、お召しになる衣装を決め兼ねていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
この時期の九州旅行には調整しやすい羽織もののお洋服がおすすめです。
車窓からも紅葉を楽しめるようになってきました。
阿蘇駅のホームで撮影した車体に映り込む紅葉の写真です。
阿蘇のレストラン「火星」のお庭は、今まさに紅葉の見ごろを迎えています。
これからの季節、阿蘇では条件によって「雲海」も楽しめます。
季節柄、ご自愛専一にお過ごしくださいませ。
※朝靄のかかる阿蘇外輪山がななつ星の車体に映っています。わかりますでしょうか!?
- クルー
- 吉村
10周年を迎えて

2013年10月15日に誕生したクルーズトレイン「ななつ星in九州」は、10月15日をもって10周年を迎えました!
様々な想いを胸にご乗車されるお客さま。
いつも沿線から応援して下さる地域の皆さま。
ななつ星の運行を支えてくださる皆さま。
日々乗務する中でたくさんの方々とめぐり逢いましたが、「こんな素敵な考え方があるんだ」
という私自身の新たな発見があったり、あたたかな気持ちになったり、時には励ましていただいたり…
一つひとつが、私にとって大切な思い出です。
かけがえのない時間を下さり、本当にありがとうございます。
そして何より、10年という長い年月の中、皆さまの優しさに支えられ、こうして今もななつ星が走っていられること、
心より感謝致します。
これから先も、星の数ほどの笑顔をお届けできるよう、精一杯努めてまいります!
写真は、お客さまから頂いたものです。
クルー全員が写るように、写真を少しずつ集めて作成されたそうです。
ほっこりと幸せな気持ちになりました♪
- クルー
- 渡邉
ななつ星「感謝の集い」開催

日頃より、「ななつ星in九州」を応援していただき、ありがとうございます。
「ななつ星」は皆さまのたくさんの愛情に育まれ、10歳になります。
10年前、日本にはまだクルーズトレインというものがない中で、「ななつ星」は九州に生まれました。
10歳になるまで、いろいろな出来事がありました。
熊本地震に、豪雨災害に、新型コロナウイルスも。
そんな苦難の中でも、いつも支えてくださったのは、九州の皆さまです。
10月2日には、この10年間の日々の運行でお世話になってきた料理施設や観光施設の皆さまを対象に「感謝の集い」を開催し、
約200名の方々にご出席いただきました。
皆さまが一堂に会する光景を見たとき、これほどまで多くの方々にご支援いただいていたのかと感激しました
(それでもお声掛けできていない方々が多くいらっしゃいます)。
また「集い」には、過去に各施設さまとの窓口を担当していた社員も駆けつけ、昔話に花を咲かせていました。
皆さまの支えがあったからこそ、「ななつ星」の“いま”があります。
本当にありがとうございました!
大変残念なことに、「ななつ星」で料理を提供していただいていたシェフの中には、既に他界され、
直接感謝を伝えることが叶わなかった方もいらっしゃいます。
日頃から「ありがとう」を伝えることの大切さを痛感します。
せめて、ご支援いただいた方々に恥じない「ななつ星」であり続けたいと思うばかりです。
皆さまからの愛情に育てられた「ななつ星」は、九州への恩返しと「九州を世界へ」という夢を担って、これからも走り続けます!
皆さま、どうか“100年をこえる物語”を一緒につないでいけるよう、今後ともよろしくお願いいたします。
- スタッフ
- クルーズトレイン本部 一同
秋の訪れ

秋晴れの空が心地よい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
最近の乗務では、ななつ星が走行する沿線上に広がる秋桜やススキなどを見ては、
お客さまと一緒に季節の移ろいを感じております。
タイトルの写真は先日、大分県豊後高田市まで新しいプランの視察に行った際の1枚です。
なんだか、心晴れやかになりそうな景色ですね。
こちらに広がる田園風景は田染荘(たしぶのしょう)と呼ばれ、全国の八幡様の総本宮でもある
宇佐神宮の荘園の1つとして重視されていました。
水田や集落の位置が1000年以上も変わっておらず、今では国の重要文化的景観や世界農業遺産の一部にも認定されています。
また、この素晴らしい景色を継承するため、地域の方々によって景観保存する努力が続けられています。
そのような中世から続く雄大な景色を見に、みなさまもお出掛けしてみませんか?
(※たくさん歩くため、歩きやすい装いが必須です!)
最後に、、
クルーの中で盛り上がった景色です。(星のように見えました★)
- クルー
- 園田
ふるさとの想いと共に

皆さまこんにちは。いつも元気いっぱい、クルーの河野です!
流れる雲に秋の訪れが感じられる季節になりましたね。
まだまだ残暑が気になりますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて今回は私が愛してやまない!地元、熊本県人吉市を紹介したいと思います。
以前は「ななつ星in九州」も運行していた人吉ですが、皆さまどんな場所かご存じでしょうか?
鉄道好きな方はSL人吉!お酒好きな方は米焼酎!などを想像されると思います。
人吉市は相良藩700年の伝統文化が息づく街並みのなかに日本三大急流の1つ【球磨川】や
17年連続水質日本一の【川辺川】などが流れ、自然の豊かさはもちろんのこと、美人の湯として有名な【人吉温泉】、
熊本県初の国宝に指定された【青井阿蘇神社】、清流で育ち日本有数の大きさと味を誇る【球磨川鮎】など、
自然、食、温泉、歴史文化がぎゅっと詰まった九州を代表する観光地です。
また、別名【人良し】とも言われるほど、地元の方の温かみを感じられるのも魅力の一つです。
まだまだお勧めしたい所はたくさんありますが、1年分のスタッフコラムになってしまうので割愛させていただきますね。
「ななつ星in九州」も2020年までは人吉を訪れていましたが、その年の7月豪雨にみまわれ、
ルート変更を余儀なくされました。豪雨の影響で八代から吉松までの肥薩線が不通区間となっており、
今もなお鉄道の脈が途絶えている状態ですが、観光地として今は以前のように大変賑わっています。
皆さまにとってふるさととはどんな所でしょうか?きっと色んな想いがあるはずでしょう。
私にとっては思い悩んだ時には必ず帰り、自分自身を振り返る唯一無二の居場所です。
いつかは「ななつ星in九州」に乗って人吉に貢献したい!世界一のクルーになって親孝行したい!
という夢を持って私はクルーになりました。
九州旅行でお悩みの方は是非お越しください!
きっと素晴らしい想い出づくりが皆さまをお待ちしております。
- クルー
- 河野
新たな仲間

2023年7月1日、クルーズトレイン本部に4名の仲間を新たに迎えました。
8月28日、ラウンジ金星に於いて先輩クルーが見守る中、クルー任命式を執り行いました。
決意を秘めた面持ちのシーンをパシャリ。
初々しいですね。
お客さま、沿線の皆さま、『ななつ星』の運行を支えてくださる皆さま、
たくさんの方々との「一期一会」を大切に
これからたくさんのことを‘学び’‘経験’していく彼らと
『ななつ星の旅』で出会うことがあれば、どうぞ温かくお声がけください。
最後に…
先輩クルーたちと一緒にパシャリ。
- スタッフ
- 岸川
777回目の運行

涼しい季節が待ち遠しい今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
1ヵ月ほど前にはなりますが、先月25日に「ななつ星in九州」は記念すべき777回目の運行を迎えました。
車内ではお客さまへ、スタッフの手書きメッセージを寄せたポストカードをお渡しし、また夕食のシーンでは、
シェフがデザートプレートに『777』のデコレーションをしてくださるなど、お祝いムード一色の運行でした。
沿線各地でも様々なおもてなしでななつ星のお出迎え、お祝いをしてくださいました。
鹿児島県姶良市の帖佐駅では地元の高校生によるお出迎え、そして手作りの贈り物も頂戴しました。
その他にも、各地でいつも応援してくださる皆さまから、お祝いのメッセージや手作りのプレゼントをたくさんいただき、
運行を一緒に盛り上げてくださいました。
皆さまお暑い中、いつもお出迎え、お見送りをしていただき、本当にありがとうございます。
次に7がそろう運行は『7777』回目の運行です。
今後とも「ななつ星in九州」の応援をよろしくお願いいたします。
- クルー
- 西山
南国を旅するななつ星

暦の上ではすっかり秋ですがまだまだ暑い日が続きます。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
ななつ星はお盆の期間お休みをいただいておりました。
8月19日土曜日から運行を再開します。
始めにご紹介した写真はお盆前に吉都線で撮影した「芙蓉」です。
3泊4日の旅で九州をぐるっとまわっていると、南に進むにつれ日差しと空気が変わっていくことを実感します。
じりじりと照りつける日差し、湿気を含んだ空気、色鮮やかな山や海の景色を見ながら「南に来たな・・・」と感じます。
この美しい「芙蓉」を見かけたのは吉都線のえびの駅。
3泊4日コースの3日目に通ります。
吉都線は鹿児島県の吉松駅と宮崎県の都城駅を結ぶ全長61.6kmの路線です。
トンネルが一つもなく雄大な霧島連山を臨める美しい路線です。
線路名に「吉」が含まれることから縁起の良い路線としても知られ、駅名標にはかわいらしい達磨の姿が描かれています。
何より吉都線沿線のみなさまの歓迎ぶりがこの線一番の魅力。
南国宮崎らしいあたたかい人柄と笑顔が「きっと」みなさまの心に残ることでしょう。
夏の疲れが出やすい時期です。
どうぞお体大切にお過ごしくださいませ。
- クルー
- 山元
安全・安心の運行の為に

7月10日からの大雨の影響で被災された皆さまには心からお見舞い申し上げます。
ななつ星で訪れていた地域も想像以上の被害に見舞われており、心を痛めております。
また、暑い中での作業につきましてはくれぐれもご自愛くださいませ。
「ななつ星in九州」は先月より約3週間、運行をお休みさせていただき、その期間を車両のメンテナンス、クルー研修等にあて、
車両・クルーともにパワーアップに努めてまいりました。
今回は、運休中に行いました異常時合同訓練についてご紹介いたします。
運行中、地震が発生し津波が襲ってきた場合、安全に避難を行うため、お客さまをどのように誘導するのか、車内で火災が
発生した場合どのように対応を行うのか、ななつ星料理長にもご協力いただき、より実践に近づけて訓練を行いました。
この訓練は、車掌チームがどのように訓練を行えばより実践に近づけて訓練を行えるか、
スムーズに避難を行うにはどのように連携したらよいか検討を深め、様々なケースの中で、クルー、料理長共に一致協力し、
どのように連携して避難を行うのか、誰がどのような役割を行うのか確認を行いました。
より一層、クルーの異常時対応に磨きをかけ、いついかなる時にどんなことが起きても対応できるように能力向上を図りました。
ご乗車中、どんなことが起きようとも安心してご旅行をお楽しみ頂けますようクルーズトレイン本部一丸となり、
安全・安心の運行をご提供してまいります!
(最後に...訓練に参加しました車掌クルーの写真を一枚...)
- クルー
- 井手
幸運を運ぶ海の守り神

いよいよ梅雨明けも近づき夏本番も迫っておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
本日は、1泊2日九州周遊コース1日目にお立ち寄りいただける「脇本海岸」(鹿児島県阿久根市)についてご紹介します。
1泊2日コースの1日目、ななつ星は阿久根市にある「折口駅」に停車します。
ご希望のお客さまには「折口駅」からバスにご乗車いただき、脇本海岸の散策ツアーを行っております。
海岸付近でバスを降り、徒歩で防風林を抜けると、眼前に広がる美しい海と遠浅の白砂が3㎞もつづき、
どこか落ち着く磯の香りがする脇本海岸が皆さまをお待ちしております。
そんな脇本海岸では毎年小さな命が誕生します。
それは絶滅の危機にあるウミガメです。
海の守り神として知られるウミガメは、孵化してすぐ小さな体で海へと向かいます。
私たち人間にとって、歩けばすぐにたどり着く距離でも彼らにとっては長く険しい道のりです。
必死に自分の足で海まで辿り着き、大海原での人生を歩み始めます。
海から吹く心地よい潮風に身を任せながら、尊いウミガメの命についても思いを馳せてみてはいかがでしょう。
また、地平線に沈んでいく夕日を見ながら、ゆっくりと流れていく時間の中で、自然を五感で楽しんでみてはいかがでしょうか。
- スタッフ
- 宮元・山田・友利