ななつ星 6周年! (〜あと一年で7周年〜)

おかげさまで、
ななつ星は10月15日をもって、運行を開始して「6周年」を迎えます。
いつも暖かく見守っていただき本当に感謝でいっぱいです。
日頃の感謝を込めて、「ななつ星」6周年記念企画を実施いたします。
主な内容は、
★この6年間の皆さまとななつ星の思い出を教えてください。
ななつ星との思い出の写真1点とそのエピソードを募集します。大賞の方には来年のななつ星の7周年でななつ星車内にご招待します!ご応募お待ちしております。
★車両デザイナー水戸岡先生デザインの新しい「旗」
2種類の6周年オリジナル手旗をダウンロードいただけます。大きな手旗も登場しますので、ぜひ皆さま一緒にななつ星に向かって振ってください!
★感謝の飴
ななつ星の停まる駅(一部の駅)にて、ななつ星を見に来ていただいた皆さまにクルーよりお渡しいたします。ななつ星をモチーフにした金太郎飴です。6周年の記念にどうぞ!
上記の詳細は10月4日より、ななつ星のホームページにてご覧いただけます。
あと一年で、ななつ星の「7」周年。
いつも応援してくださっている皆様と共に、来年につながるステキな6周年を迎えたいと思っています。
6年目も皆さまに感謝を込めて。
- スタッフ
- 新山、筬島、重松
ななつ星レストラン

皆さまにとって、「レストラン」とはどのような場所でしょう?
日々の疲れを癒やす場所
様々な方と仲良くなる場所
思い出に浸る場所
この先の未来にわくわくする場所
何も考えずにいられる場所
その土地の空気を感じる場所
体の中から元気になれる場所
「ななつ星レストラン」では
最高にリラックスしながら流れゆく景色
素敵な料理とお飲み物
そして今日も私たちクルーが皆さまをお待ちしています。
皆さまにとっての心地よいレストランでありますように。
- クルー
- 鶴田
「ななつ星七島藺(しちとうい)」の刈取り

大分県の国東(くにさき)地方だけで生産されている「くにさき七島藺」。
「ななつ星」では3泊4日コースの1日目に、くにさき七島藺を使った製作体験をお楽しみいただいております。
今年の5月に、新人7期生クルーもお手伝いさせていただいた植え付けから3か月が経過し、写真のとおり立派な七島藺に成長しました。
今回は、その刈取り、仕分け、分割の作業に参加させていただきました。
背丈を超える高さに成長した七島藺を刈り取ると、たくさんの水分を含んでおり、ずっしりと重たくなっているのが分ります。3か月でここまで成長するその生命力に驚かされます。
刈取った七島藺は、長さを基準に選別され、分割機を使って2本に分割されます。七島藺の断面は三角形で、また太すぎて加工が難しいため分割する必要があります。
その後、約8時間~10時間ほど乾燥機で乾燥させ、しっかりと水分を飛ばすことで畳表に使用できる素材となります。しかし、その中でも畳表に使用できるものは1/3程度。厳しい基準をクリアしたものだけが畳表の素材となるそうです。
10月からの製作体験では、今回ななつ星スタッフが植え付けから刈取りまで行い、これらの作業を経た「ななつ星七島藺」が使用される予定です。
ご乗車の際は、ぜひ「くにさき七島藺製作体験」をお楽しみください!!
- スタッフ
- 山田
鎚起銅器(ついきどうき)で「涼」を味わう

皆さま、こんにちは。
秋の訪れを感じながらも、この残暑の中、まだまだ冷たい飲み物が恋しくなってしまいます。
「ななつ星」の車内にもさまざまな種類の冷たいアルコールやソフトドリンクを取り揃えておりますが、その美味しさを引き立てているのがこだわりのグラス類です。
今回は数あるグラス類の中から、玉川堂の銅のカップについてご紹介いたします。
車内には、新潟県燕三条の名店「玉川堂」製のななつ星オリジナルカップを3種ご用意しています。
玉川堂は1816年創業の老舗で、弥彦山から産出した優良な銅を素材としており、皇室献上品も手がけられています。
玉川堂のカップは、一枚の銅を金鎚で打ち起こしながら器を作り上げる「鎚起銅器」という技法で作られており、
職人がひとつひとつ打った鎚の後である「鎚目」が印象的です。
ビールを注げば、その泡立ちはクリーミーになり、お酒やアイスコーヒーの味はまろやかに感じられます。
実はこのカップの設計には「ななつ星」のクルーも携わっており、
ビアカップ(左)は飲む際に首を上げずに飲めるように、
マグカップ(右)のハンドルは二本指でストレスなく持つことができるようにと、細部までこだわったデザインです。
この鎚起銅器で、夏の思い出とともに「涼」を味わってみてはいかかでしょうか。
- クルー
- 田中 維織
新たな人生にめぐり逢う、旅。の始まり…

新たな人生にめぐり逢う「ななつ星」の旅は、博多駅にあるラウンジ「金星」から。
「ななつ星」にご乗車前にもお楽しみは始まっています。
ラウンジに到着したら、まずは私のお気に入り、八女玉露の氷出し茶を一口。
濃い緑色ですが、すっきりとした味わいで心と体をリフレッシュ。
冷たいお茶はこの季節にぴったりです。
実は8時間ほどかけてじっくりと氷を溶かしながら淹れることで、お茶本来の甘みを最大限に引き出した一杯なのです。
そのほかにも、オリジナルスイーツとお飲物をお楽しみいただけます。
お飲物は主に九州のものを厳選しています。(アルコールもございます!)
ご注文を頂きましたら、クルーが最高の笑顔で丁寧にお作りします。
ラウンジ「金星」でも、皆様が気持ちよくご出発していただけますよう
九州の素材とスタッフの笑顔をお届けいたします!
素敵な旅の始まりをお楽しみ下さい☆
- クルー
- 新野
「古伊万里焼(こいまりやき)」は有田焼ではない?

「ななつ星」の1泊2日コース(1日目)は、有田の窯元を訪れます。
今回はそんな有田町の焼物についてのお話です。
皆さまは「古伊万里焼」という焼物をご存知でしょうか?
有田焼とは現在の佐賀県有田町でつくられている焼物、そしてその隣の伊万里市では伊万里焼がつくられています。
では“古伊万里焼”とは? 古い伊万里焼でしょうか。
いえいえ、実は「ある時期の有田焼」の総称なのです。
名前の由来にも歴史を感じます。
現在の焼物はトラックにて窯元から出荷され全国に届けられますが、鉄道もなかった江戸時代は船で運ぶのが一般的でした。(ちなみに有田町に鉄道が通ったのは明治30年です)
有田町は山奥に位置しており、なんとか港まで焼物を運んでいく必要がありました。当時は伊万里港専属の担夫が10キロの道を担いで近くの港まで運んでいたそうです。
そしてその近くにあった港というのが、伊万里港です。
伊万里港に着いた焼物は、全国に出荷される際、「伊万里焼」の名前で積み込まれました。
その時に出荷した有田焼が「古伊万里焼」と呼ばれているそうです。
有田散策の際は、こんな歴史も思い浮かべてみるとよりお楽しみいただけるかもしれません。
写真は、当時の「古伊万里焼」の1つです。
不思議な形だと思いませんか? 一体どのような場面で使われていたものなのでしょう?
正解は… 是非クルーにお尋ねください。
- スタッフ
- 徐
「ななつ星ベース」

皆さま、こんにちは。
今回は、誰も知らない〝裏〝のななつ星をご紹介します。
博多駅の隣の竹下駅構内には、ななつ星の運行に関わる備品を管理している倉庫「ななつ星ベース」があります。
ここは、運行に関わる備品が保管されている場所で、言わばななつ星の心臓部と言っても過言ではありません。
さて、いったいどのくらいの備品が保管されているのでしょう?
レストラン関係(ドリンク等)・客室関係(アメニティ類等)なんと、4万点以上!!
クルーは列車内でのサービスとは別に、4万点以上という多くの備品の管理、発注、納品、棚卸しに加え、お客さまの性別毎にアメニティーをセットしたり、各部屋に飾るお花の準備までさまざまな業務を行います。
ななつ星にご乗車の全てのお客さまに、快適で心地良く、最高の思い出の旅となりますように。と想いを込めて、クルー全員が運行の準備に携わっています。
約1ヶ月間の定期運休も終わり、ななつ星も元気に走り出しました。
クルー一同、皆さまとお会いできる日を楽しみにお待ちしています。
- クルー
- 伏谷
ななつ星は電車?

運休中の「ななつ星」。今日はちょっと角度を変えたお話しです。
時々お客さまに「ななつ星の電車」といわれることがあるのですが、実は「ななつ星」は「電車」ではないんです…!
「電車」とは文字通り電気を使って走る車両のことで、多くの電車は車両の頭上にパンタグラフというものが付いており、それを通して電線から電気を受けながら走ります。
このパンタグラフは「ななつ星」の頭上にはありません。
「ななつ星」はディーゼルエンジンで走る列車、「機関車」なのです。
「ななつ星」の顔とも言える先頭車両がまさしくディーゼルエンジン車。豪快な音を立てて走る力強い車両が、ラウンジカーやお客さまのお部屋のある車両等のエンジンのついていない客車を引っ張って走っています。
鉄道ファンの方には当然のことかと思いますが、そうでない方の中には「列車=電車」と思っている方も多いのでは?
かく言う私も、鉄道が大好きな息子から「列車≠電車」と教えてもらうまでは、すべて電車と思っておりました…
「ななつ星」は定期運休期間を経て、来週23日から元気に運行します。もうしばらくお待ちください!
- スタッフ
- 三井
ななつの星に祈りを

7月7日にちなんで、7つの星の紹介をします。
客車を引っ張る機関車(DF200)の顔には、7つの星があることをご存知でしょうか?
機関車の上部に6つの星しかありません。
もう1つは…?
実は機関車の中央にあります。見つけられましたか?
列車の中だけではなく、車体を見ることもななつ星の楽しみ方だと思います。
7月7日は七夕です。
皆さまとななつ星の唯一無二のめぐり逢いを祈っております。
今晩は年に一度の「めぐり逢いの日」をお楽しみください。
- スタッフ
- 松本
ななつ星の「木」と「気」

今回は「ななつ星」車内の「木材」についてご紹介します。
「ななつ星」の車内に足を踏み入れるとすぐ、「木」のぬくもりに包まれます。
天井や壁に使用している「木」は天然の木材を薄さ0.2ミリにスライスして鉄板に貼り合せています。
車内のお部屋で使用している木材は、お部屋ごとに異なっており、ウォールナットを基調とした重厚感のあるお部屋やメープルを基調とした明るいお部屋などさまざまです。
廊下も号車ごとに異なる木種を使用しており、まるで銘木のギャラリーです。
この中には南北戦争を経験した「木」もあるとか。そんな天然の「木」からしか醸し出すことのできない「気」を感じます。
無機質なマテリアルでは生み出せない感動をぜひ。
- スタッフ
- 山嵜