ARCHIVE

「ななつ星in九州」運行開始8周年を迎えました!

2021.10.15
「ななつ星in九州」運行開始8周年を迎えました!

2013年10月15日に九州の伝統と匠の技を結集して誕生した

クルーズトレイン「ななつ星in九州」は、

おかげさまで、本日10月15日をもって8周年を迎えました!

改めて、運行を支えてくださる地域のみなさま、

沿線から応援いただいているみなさまに心より感謝申し上げます。

高なる旅への期待や、海外からお越しになるお客さまとの再会も楽しみに、

日々のおもてなしに心を込め、より一層ご満足いただける旅となるようこれからも努めて参ります。

たくさんの方々との出会いと絆が, 今後も無限大∞に広がっていきますように!

 

スタッフ

世界一の列車!?

2021.10.07
世界一の列車!?

早いもので10月、おかげさまでななつ星は、もうすぐ8周年を迎えようとしております。

9月下旬から久しぶりにお客さまをお迎えし、”お会いできる幸せ”を噛みしめる私たちに、驚くべきニュースが届きました。

アメリカの人気旅行誌「コンデナスト・トラベラー」の読者投票で、なんとトレイン部門最高位!!

第34回目となる今年は、各国から80万人の読者の方々が、旅行に関する様々な部門に投票されたそうです。

目を疑い、届いたメールや記事を何度も確認しました。各国の名だたる豪華寝台列車の上に、ななつ星の名前が。間違いありません。

https://www.cntraveler.com/story/top-trains

いつも運行を支えてくださっている地域のみなさま、沿線から応援頂いているみなさまのお顔が一番に浮かび、心から感謝申し上げたいと思いました。本当にありがとうございます。

早く海外からも、九州にたくさんのお客さまをお迎えできますように。

この名誉に恥じぬよう、9年目のななつ星も、より一層の感動を届けられる旅を目指して、日々精進いたします。

 

スタッフ

バミューダスタイル

2021.09.27
バミューダスタイル

秋の深まりとともに、過ごしやすい季節となりました。

皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

ななつ星は、6月からの約3ヶ月の運休期間を経て

23日より運行を再開しております。

今回は、見かけるとラッキー(?)な制服をご紹介いたします。

 

通称【バミューダスタイル】と呼ばれる制服で

バミューダ諸島で広く着用されていることから

【バミューダ】という名前が付いたそうです。

バミューダ諸島では公式の場で正装と同じ扱いだとか。

先月行われました、東京オリンピックの開会式でも

バミューダ諸島の選手団が【バミューダスタイル】で

行進しているとクルーの間で話題となりました。

 

毎年6月〜9月までの期間中にお客さまを

観光地にご案内する男性クルーが着用することがございます。

白いキャップに開襟シャツ、バミューダショーツ、ロングソックスという

夏らしい格好は一部の女性クルーから熱烈な支持を受けております。

しかし、この年になってショーツを履くのはちょっと・・という恥ずかしがり屋な

男性クルーも多いため、中々目にする機会がございません。

(ちなみに私は好んで着用しています。)

 

今年も、【バミューダスタイル】の季節が終わろうとしています。

明日からの3泊4日が今年最後のチャンスです。

見かけた際は、ななつ星クルーと写真撮影を

してみてはいかがでしょうか。

クルー
春田

深夜のななつ星

2021.09.17
深夜のななつ星

ピアノが奏でる華やかな音楽と、

色鮮やかなカクテルに囲まれたバータイムが終わった深夜。

お客さまも楽しかった一日を終えてお休みになられ、

閑静なひと時がななつ星に訪れます。

 

その間、ななつ星はいくつかの駅に停車しますが、私はこの深夜の駅が好きです。

一日の営業を終え静まり切ったホーム。普段多くの人で賑わうホームとは違い、

なかなか味わうことのない不思議な感覚に包まれます。

 

そういえば数十年前学生の頃、東ヨーロッパを周った鉄道の旅の際にも、

深夜の駅に停まる度にカーテンを少しだけ開いて

駅の様子を眺めていたことを思い出します。

国境警備隊や駅の売店の準備をする人々、深夜にもかかわらず大きな荷物を抱えて

ベンチに座っている家族など、まるで自分が何かから切り離されて

そこにポツンと存在するような、しかしなぜかドキドキする不思議な高揚感を、

今でもはっきりと覚えています。

 

もしななつ星で眠れないときは、

駅に停車したらカーテンをそっと少しだけ開いてみてください。

誰もいないホームもなかなか良いものですよ。

クルー
塩島

出発の鐘

2021.09.07
出発の鐘

皆さま、こんにちは。 

9月になっても残暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。 

今回はななつ星の「出発の鐘」についてご紹介いたします。 

 

皆さまはななつ星が博多駅を出発する際、クルーが

出発の鐘を鳴らしているシーンをご覧になったことはありますでしょうか。 

鐘を鳴らす回数は、ななつ星にちなんで「7回」 

博多駅ホームに響く鐘の音は、旅が始まる高揚感をさらに高めてくれます。 

 

出発の鐘は車掌やクルーが鳴らすことがほとんどですが、

ご要望があれば、ご乗車のお客さまに鳴らしていただくこともございます。 

出発の鐘を鳴らしてみたいお客さまがいらっしゃいましたら、

どうぞクルーまでお声かけ下さい。 

鐘の鳴らし方に決まりはなく、上から振り下ろしても、

下から振り上げてもどちらでも構いません。 

ちなみに手首のスナップを意識すると、綺麗な音が響きます。 

 

博多駅に出発の鐘の音が響き渡るまで、あと2週間ほど。 

早く皆さまにお会いできますことを楽しみにしております。 

クルー
田中

ななつ星ランチョンマットのひみつ

2021.08.27
ななつ星ランチョンマットのひみつ

皆さま、こんにちは

 

残暑が続きますが、暦の上ではもう秋です。

スタッフコラムをご覧いただいている皆さまは

お変わりなくお元気でお過ごしでしょうか。

 

今回はななつ星車内で使用をしていますランチョンマットについてご紹介します。

実は「赤坂うまや」と深い関係があるのはご存じでしょうか。

以前、「赤坂うまや」があった場所は市川猿之助一門の稽古場でした。

この土地に新稽古場を建設する際にJR九州への出店の話があり、

「赤坂うまや」がオープンをしました。

 

赤坂うまや」の3階には現在も

市川猿之助一門及び柴派藤間流の稽古場となっています。

「赤坂うまや」で使用しているランチョンマットを

ななつ星用にアレンジをして昼食のシーンなどで使用をしています。

このランチョンマットは歌舞伎の舞台を表し、

舞台を上から見た設計図も表現されています。

 

そしてこのランチョンマットは四季折々に合わせて4種類ございます。

今の夏の季節は、

生写(いきうつし) 朝顔話(朝顔日記) 宇治川蛍狩りの場

となっております。

ご乗車の際はその時期に用意しているランチョンマットを楽しんで頂くことも、

新しいものをご準備していますので「旅の想い出」としてお持ち帰り頂くことも

できます。

是非、お近くのクルーへお声掛けしてみて下さい。

ななつ星の車内にはその季節のランチョンマットのみをご用意しています。

四季に合わせてご乗車を頂き、ランチョンマットを集める旅もいかがでしょうか。

4年に一度の全般検査も残り、約1ヶ月となりました。

9月23日の運行再開日に向けて、

生まれ変わったななつ星で皆さまにまたお会いできる日を楽しみにしております。

クルー
黒木

安全・安心な旅を目指して

2021.08.17
安全・安心な旅を目指して

立秋の候、朝晩は吹く風も次第に秋めいてまいりました。

私はななつ星の専属車掌として日々乗務しており、これまでに経験した

駅員、車掌、運転士の知識を活かし、お客さまの安全運行に努めております。

また、日頃からお客さまのお気持ちに寄り添い、

安心して旅をお楽しみいただけるよう、

さらなる知識の習得や技術を磨き、おもてなしを学んでおります。

 

この度、「サービス介助士」の資格を取得いたしました。

 

サービス介助士とは、すべての方との良好なコミュニケーションを育むため、

「おもてなしの心」と「介助技術」を学び、相手に安心していただきながら

お手伝い・接することができる人を育成するための資格です。

ななつ星やJR九州をご利用時、お手伝いが必要な時は、

ぜひお気軽にお声かけください。

 

またななつ星のクルーには、海外からお越しになるお客さまへ安心感を

ご提供するため、外国語に挑戦している車掌もいます。

私自身も中国語を学んでおり、この新型コロナウイルス感染症が落ち着き、

海外からのお客さまのご乗車も心待ちにしております。

 

今後も、JR九州の鉄道員、そしてななつ星の車掌として

「安全な列車の旅」そして「快適で安心なサービス」を

提供できるよう取り組んでまいります。

 

皆さまのご乗車を心よりお待ちしております。

我期待着大家来九州七星。和我一起享受那次旅行吧。

クルー
古川

「ななつ星」物語

2021.08.07
「ななつ星」物語

皆さまこんにちは。

私はクルーの奥村と申します。

クルー1期生として運行開始当初から約4年間乗務をしておりましたが、

ななつ星から離れ九州内の駅で駅員として、昨年度まで仕事をしておりました。

そして今年4月よりトレインマネージャーとして

再びななつ星に戻ってまいりました。

 

かけがえのないJR九州の仲間に出会って得た経験は大きな財産になり、

当たり前に列車を運行させることの大変さを身に染みて感じました。

ななつ星が運行できているありがたさを感じ、

未熟な自分を忘れずに乗務を行ってまいります。

 

ななつ星の仲間たちは、モチベーションが高く一緒にいて刺激になります。

一度ななつ星から離れることで、ご乗車されるお客さまのことを考え続けながら

働けることの幸せを改めて感じております。

いま私は、初心を思い出し、

愛読書である『「ななつ星」物語』を読みかえしています。

ななつ星に携われることに感謝をしながら、今後も精進いたします。

暑い日々どうかお身体ご自愛ください。

クルー
奥村

珍しいななつ星

2021.07.27
珍しいななつ星

大暑を迎え、暑さもいっそう厳しくなってまいりました。

ななつ星専用機関車であるDF200のメンテナンスがきっかけとなりましたが、

夏のご旅行に新たな旅の魅力をご提供するため、

先週7月13日~18日のななつ星は、機関車DE10を2台繋げて運行いたしました。

 

6月27日のコラムでもご紹介したように、この運行は非常に珍しく、

過去に専用機関車が故障した際に臨時で運行したことはございましたが、

計画的な運行は初めてのことでした。通常とは異なる編成での運行のために、

九州全体の列車を運行管理する部門や、列車のメンテナンスを行う部門、

JR九州グループ一体となって力を合わせて様々な事前準備を行い、

無事に運行することができました。

 

また、沿線ではこの珍しい編成のななつ星を一目見ようと、

多くのお客さまが駆け付け、お見送りを行っていただきました。

お見送りに来てくださいました皆さま、本当にありがとうございました。

 

今回の運行で、ななつ星がたくさんの方々に支えられて

走っていることを改めて感じております。

これからしばらくお休みいたしますが、

リフレッシュしたななつ星で九州に元気をお届けできますように、

クルー、スタッフ一同引き続き準備をしてまいります。

スタッフ

フェアウェルイベントでのご挨拶

2021.07.17
フェアウェルイベントでのご挨拶

盛夏の候、九州の日差しも日増しに強くなってまいりました。

私は、運行責任者(トレインマネージャー)として乗務しております。

お客さまとクルーと運行とに責任を持ち

自分なりの覚悟を持って乗務に臨むようにしています。

 

2日間そして4日間をお客さまと過ごし 旅の終わりが近づくころ

お客さまに「ななつ星の旅」を思い返していただき

そして私たちクルーから御礼をお伝えする場として

「フェアウェルイベント」を開催します。

 

トレインマネージャーとして最後の挨拶をさせて頂くのですが

足が震えるくらい緊張します。

 

お客さまお一人お一人を思い浮かべながら

少しの寂しさと感謝の気持ちを込めて

自分なりの言葉で気持ちを伝えるように心がけています。

 

ななつ星の旅のテーマ「新たな人生にめぐり逢う、旅。」

叶えてくださいますように

どうか皆さまお元気で またお逢いできますように の気持ちを込めて。

クルー
今村