「新年度の期待感」

春たけなわ、花の香りあふれる季節となりました。
皆さま いかがお過ごしでしょうか?
さて、私事ではございますが、昨年末にななつ星in九州の乗務クルーとしての任務を降り、
現在、同じくななつ星の運行に関わる部署ではありますが、ツアー造成にかかわるチームで新しい仲間たちと共にスタッフとして勤務しております。
クルーとして乗務して参りました7年間、自分なりの全力投球をして参りました。
乗務を離れた今、寂しく思う気持ちもあると同時に、裏で支えているスタッフの仕事は大切だな!と改めて認識する毎日です。
仕事内容が変わり、「ななつ星はお客さまに地域の皆さまに、支えられている」事に気づかされます。
今後、ななつ星が変化を遂げて行く中で、これまでの乗務経験を活かした仕事が出来ればと願っています。
皆さまに詳細をお伝え出来ないのがもどかしいのですが、今年度、ななつ星は新しいチャプターを迎えます!
ぜひ、楽しみにお待ちくださいませ。
写真は、阿蘇駅ホームより撮影しました虹です。
「皆さまの未来が明るいものでありますように」の願いを込めて
- スタッフ
- 今村
夜桜

やわらかな春の日差しが心地よい季節となりました。皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。
さて、春と言えば何を思い浮かべられますか?
写真はこの春の博多駅。
夜は季節ごとに様々なイルミネーションで彩られております。現在、開催されているのは、
「さくらイルミネーション」
実は4年ぶりに博多駅に戻ってまいりました。
幻想的な空間は、まるで春の季節にエールを送ってくれてるかのような印象です。
来年も、そしてこれからも、ずっと美しい夜桜で博多の春が彩られますように。
そして、、春は旅立ちの時。
私たち、“ななつ星”に携わるクルーやスタッフも出逢いや別れを繰り返し、新たな春を迎えます。
今年はどんな出逢いが待っているのでしょうか・・
皆さまにも、素敵な春の出逢いが訪れますよう、お祈りしております。
- ツアーデスク
- 笹山
ななつ星の時計

最近じわりと鉄道好きぶりが知られるようになってきて、嬉しさ半分恥ずかしさ半分…
そんなななつ星クルーの鉄道ファン代表山之口です。
今回はななつ星と時計に関するお話。
日常と時間を忘れくつろいで頂く場がななつ星ですが、私たちクルーは鉄道員。
お客さまにはその姿を見せずとも、時間には非常に気を配って仕事をしています。
ななつ星とて線路を走る上では自由な時間に走る訳にはいきませんし、旅の途中は催しが盛りだくさん。
皆さまに安心かつ快適にお過ごしいただくためにも、時計は仕事中手放すことができない道具です。
クルーがジャケットを身につけたスタイルで仕事をしている際、キラリと光る金色のチェーンが見えることにお気づきでしょうか?
このチェーン、ただの飾りではなく本物の懐中時計と繋がっているのです。
博多駅の駅ビルにかかる大時計と同じデザインで、ななつ星と同じく水戸岡鋭治先生の作品でもあります。
もうひとつ、ある業務を行うクルーだけ身につけている時計があります。
それがこの腕時計です。
これは車掌業務を行うクルーに大して会社から貸し出された物で、
ななつ星だけでなくJR九州の全ての車掌が同様のものを使用する決まりになっています。
いかに正確な時間で列車を動かす事にこだわっているかがお分かりいただけるのではないでしょうか。
もしこれを忘れてしまうと乗務出来なくなってしまうほど大切な物ですので、前日の忘れ物チェックは欠かせません(笑)
もし、ななつ星のクルーに出会った時、この時計を身につけていたら
「あなたが今日の車掌さんなんですね!」
とぜひ声をおかけください。
今回はななつ星のクルーと時計にまつわるお話をしました。
他にも制服や持ち物に関するエピソードは沢山ありますので、クルーと出会った際には遠慮なくお尋ねくださいね!
※無線機を使って発車の合図を運転士さんに送るのもななつ星のような客車列車ならでは。
今ではほとんど見られなくなった貴重な光景ですよ!
- クルー
- 山之口
ラウンジ金星

3月に入って福岡では梅の花が見頃を迎えており、春の訪れを身近に感じられるようになりました。
それは同時に、お別れの季節の訪れでもありますが、今のメンバーで忘れられない素敵な思い出を数多く作りたいと思っています。
さて、ななつ星専用のラウンジ「金星」について、皆さんご存じでしょうか?
博多駅の3階に位置しており、ななつ星のお客さまが最初に集合される場所で、ななつ星の旅の起点となる場所です。
こちらでは、ウェルカムセレモニー等を通して、ななつ星の旅の始まりを迎えるにあたり、
思いを馳せる時間をゆっくりと過ごして頂きます。
そして、ななつ星との対面を果たすべく、「金星」からホームまで移動しますが、
この移動途中では、ななつ星らしい装飾を施して華やかなシーンや特別感を演出しており、
3月5日の出発から装飾をリニューアルしました。
ななつ星が運行する火曜日と土曜日で、出発前の限られた時間帯にはなりますが、機会がありましたら、覗いてみて下さい。
- スタッフ
- 江﨑
旅のおともに

みなさま、現在、JR九州にはいくつの駅があるかご存知でしょうか?
正解は…、568駅です!
今回は、その568駅すべての駅名がのった、素晴らしい旅のアイテム『JR九州 路線図』を紹介いたします。
この路線図は、ご乗車のお客さまに車内でお渡ししております。路線図という名ですが、駅名だけではなく、
阿蘇山や由布岳といった大きな「山の名前」、大村湾や錦江湾など「海の名前」、
そして、球磨川や五ヶ瀬川など「川の名前」も載っています。

いま、どの辺りを走行してるのかな?昔、この駅行ったことあるよね!
あの大きな山の名前は何だろう?
あ、もうすぐ県境を通過しそうだ!
などなど。
ぜひ、旅のおともにご活用くださいませ!
両面刷りの路線図は、片面が日本語版、もう片面は英語版。
九州にご縁のある方や、鉄道がお好きな方、日本が大好きな海外の方など、
皆さまの大切な人にプレゼントしても喜ばれるかもしれませんね!
私はよく、ご乗車されたお客さまに、「JR九州には難読駅名が多いので、
日本語版の駅名で読み方がわからない時は、英語版のローマ字表記で答え合わせできます!」
と、案内しております(笑)
ご旅行中、この路線図に停車駅や走行区間を印付けたり、旅での思い出を書き込んだり、楽しみ方は人それぞれ。
ご乗車の際は、ぜひ!旅のおともにご利用ください☆
- クルー
- 上田
天使のささやき

まだまだ寒い日が続いておりますが、暦の上では春を迎えました。
赴くままに近所を歩くと梅の花が咲いていて、
寒さの中にも春の兆しを感じます。ふと今日は何の日か調べてみたところ、
本日2月17日は「天使のささやき」の日。
「天使のささやき」とは耳にするものではなく、空気中の水蒸気が細かい氷の結晶となり風に舞い
きらきらと輝いて見える「ダイヤモンドダスト」のことを指すようです。
「天使のささやき」は九州でもいくつか観測できる場所があり、
ななつ星の立ち寄る阿蘇でも条件が揃えば、時折目にすることが出来ます。
ところで皆さまは車内のとある場所に煌びやかな天使が描かれていることをご存知でしょうか?
真相はわかりませんが、【7】に敏感な私は可愛い天使が
一生懸命に漢字の【七】のポーズをしているように見えて仕方がありません。
見つけることが出来たら、「天使のささやき」にも出逢えるかもしれませんね。
きっと、皆さまを楽しませてくれると思います。
- クルー
- 永嶋
小さな星

“ななつ星in九州”の車体にはいろいろなマークがあり、
光り輝く大きなエンブレムを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
私が最近、心惹かれているのは、小さな星たちが織りなすマークです。
一つ一つはシャープな形 (星形)。
バランス良く並んで、まあるい形をつくっています。
今から出発!とそれぞれに飛び立つ前なのか?
それとも、集合!という号令のもと、各定位置にピシャッと並んだ瞬間なのか?
どちらにしても、「ひとつでも欠けると」違和感が出そうです。
皆でつくりだす形が「チームワーク」を連想させ、良い緊張感を与えてくれます。
日々押し寄せてくる、たくさんの情報に流されない様、時にはシンプルなものを眺めながら、
自分の心と向き合う時間が持てたら良いなぁ、と思います。
皆さまもどうぞ、心身共に健やかにお過ごし下さいませ。
- ツアーデスク
- 井福
いろんな柑橘

寒い日が続いていますがみなさまいかがお過ごしでしょうか?
私はこの季節になると、無性に食べたくなるものがあります。
そう、みかんです!
現在ななつ星in九州の3泊4日コースの4日目に、
第三セクター鉄道会社の肥薩おれんじ鉄道を通るルートを通っております。
肥薩おれんじ鉄道が走る鹿児島県と熊本県をまたぐこの地域は、
柑橘類の栽培が非常に盛んなだけでなく伝来のルーツの地もおおく、
そのことから“おれんじ”の名を冠する鉄道になっています。
一般的な「温州みかん」だけでなく、
様々な自慢の柑橘類がありますのでここでは2つご紹介いたします。
1つ目は、“文旦(ぼんたん)”です。
鹿児島県阿久根市が伝来の地といわれており、
その実のぷりっとした食感と酸味がクセになるおいしさです。
写真にある、厚い皮を砂糖漬けにした「ボンタン漬け」は旅の途中で行われている
牛ノ浜駅でのマルシェでも人気の商品です。
2つ目は、私の個人的に一押しのこちら“デコポン”です。
最初に「この季節に食べたくなる」と言っていたのは実はこのデコポンです。
ヘタの部分が出っ張ったこぶのような見た目が特徴で、
不知火という品種の中でも糖度が13度以上のものを、デコポンといいます。
今年も旬のうちにたくさん食べたいと思います!
みなさんも是非この地域の柑橘にもご注目ください。
- クルー
- 栁
五黄の寅

五黄の寅とは、九星(きゅうせい)気学において最強の運勢といわれる
「五黄土星(ごおうどせい)」と十二支の中でも最も運勢が強いと言われる
「寅年」が重なる年のことで、非常に強い運勢を持つと言われているそうです。
2022年は36年に一度の周期でこのふたつが重なる大変レアな一年なのです!
そんな注目を集める今年の干支「寅」ですが、実はななつ星の車内に
手のひらサイズの小さな寅さんが居ることを皆さまご存じでしたでしょうか??
大変愛嬌のある可愛らしいお顔と黄金のボディーを持つ寅吉くんです!
(↑勝手に命名)
見つけただけでとってもご利益がありそうですよね!
こちらの作品は大阪出身の彫刻家、籔内 佐斗司さんの作品です。
以前紹介された1号車にいる犬の「ななちゃん」の兄弟です!
ななつ星にご乗車の際には是非、今年の干支の寅吉くんを探してみてください。
きっと皆さまに素敵なことが訪れるはず?!
- クルー
- 年女 川内谷
新年あけましておめでとうございます

皆さま、新年あけましておめでとうございます。
おかげさまで、ななつ星もまた新たに気持ちで、
元気よく2022年最初の運行をしております。
新たな一年も、ななつ星をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、写真は数年前のお正月に故郷の鹿児島で撮った桜島です。
穏やかな錦江湾が鏡となって桜島が逆さに映る絶景を初めて目にし、
スマートフォンで懸命に撮った渾身の一枚です。お正月らしい、
縁起の良い一枚をと思い選びました。
本日のコラムは、ななつ星3泊4日コースの4日目の朝に提供している
鹿児島県の郷土料理「鶏飯(けいはん)」についてご紹介します。
鶏飯は奄美群島発祥のおもてなし料理です。温かいご飯の上に、鶏肉、
甘辛く煮た椎茸、錦糸卵、パパイヤ漬けやタンカンという柑橘の皮などの
薬味をのせ、熱々の鶏ガラスープをたっぷりかけていただきます。
夏の暑さで食欲がない時はもちろん、お正月明けのように、
ご馳走三昧で食べ疲れた時に最高の一品です。
優しい味で誰からも好まれる鹿児島の味、
ご家庭で作ってみてはいかがでしょうか。
★2022年が、皆さまにとって輝かしい年になりますように★
追記:こちらは我が家の鶏飯。
母のこだわりは2日がかりでつくる本格的な鶏出汁と、
薬味に奈良漬け、島ミカンを使うことです。
- ツアーデスク
- 山元