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「ななつ星七島藺(しちとうい)」の刈取り

2019.09.07
「ななつ星七島藺(しちとうい)」の刈取り

大分県の国東(くにさき)地方だけで生産されている「くにさき七島藺」。
「ななつ星」では3泊4日コースの1日目に、くにさき七島藺を使った製作体験をお楽しみいただいております。

今年の5月に、新人7期生クルーもお手伝いさせていただいた植え付けから3か月が経過し、写真のとおり立派な七島藺に成長しました。

今回は、その刈取り、仕分け、分割の作業に参加させていただきました。

背丈を超える高さに成長した七島藺を刈り取ると、たくさんの水分を含んでおり、ずっしりと重たくなっているのが分ります。3か月でここまで成長するその生命力に驚かされます。

刈取った七島藺は、長さを基準に選別され、分割機を使って2本に分割されます。七島藺の断面は三角形で、また太すぎて加工が難しいため分割する必要があります。

その後、約8時間~10時間ほど乾燥機で乾燥させ、しっかりと水分を飛ばすことで畳表に使用できる素材となります。しかし、その中でも畳表に使用できるものは1/3程度。厳しい基準をクリアしたものだけが畳表の素材となるそうです。

10月からの製作体験では、今回ななつ星スタッフが植え付けから刈取りまで行い、これらの作業を経た「ななつ星七島藺」が使用される予定です。

ご乗車の際は、ぜひ「くにさき七島藺製作体験」をお楽しみください!!

スタッフ
山田