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くにさき七島藺 車内製作

2018.11.27
くにさき七島藺 車内製作

皆さま、こんにちは。

これまで「くにさき七島藺」について5月に植え付け、8月に刈取りの様子をお伝えしてきました。

その、8月に刈取りをした「くにさき七島藺」は、今車内制作体験にて使用中です。

今回は、車内での製作体験を紹介します。

初めに、「くにさき七島藺」のお話から・・・

「琉球畳表」と言えばもともと豊後の国の七島藺(カヤツリグサ)で織り上げた畳表のことを指していました。

イ草と違い、断面が三角形になっており、耐久性に優れています。

色つやよく肌触りもいいことから、全国で琉球畳の表として使われたほか、東京オリンピックまでは柔道畳として使われていました。

機械化が難しいことから、生産が激減し、今では大分県の国東半島だけで栽培されている植物で、畳表などの材料として使用されています。昭和30年代まで生産の全盛だったものの、今では大分県内で数件の農家さんがいらっしゃるのみとなりました。

 

ななつ星では3泊4日コースの初日、車内でこの「くにさき七島藺」を使用した工芸品の製作体験を作家の「七島藺工房ななつむぎ」岩切千佳さんに教えて頂きながらお楽しみ頂いています。

まず、初めにくにさき七島藺(沖縄畳)とイ草の違いの見分け方をご存知でしょうか。

 

山が「ごつごつしている物」がくにさき七島藺

 

山が「ごつごつしていない物」がイ草です。

 

また、製作体験で使用するくにさき七島藺は、畳で使用することができない規格外のものを使用します。(ビックリ!!)

 

 

今回はコースターの作成です。

しっかりと二人で力を合わせて「くにさき七島藺」を編み上げていきます。

 

「くにさき七島藺」を編み上げたあとは、専用コースターに貼付けをして完成!!

 

ぜひ、「くにさき七島藺」製作体験を「ななつ星」車内にてお楽しみ下さい。

クルー
黒木