「ななつ星」お帰りなさい!ピッカピカ!またよろしく!
6月21日から約3か月間、4年に1度の大規模な検査に伴い運休しておりましたが、9月8日に南福岡車両区竹下車両構内に16:00頃入区してまいりました。
私はその当日、検査後初めて運行する9月13日からご乗車のお客さまの準備の為に竹下車両区へ向かいました。
在来線で博多駅から出発し竹下駅に到着する1駅4分間の移動中、「ようやく会える!」とワクワクしていました。
進行方向右手、竹下駅手前の車両区にななつ星を発見しました。
電車の中で「すーげー!ピッカピカだ!」と心の声が出そうになりました。
お子さま連れのご家族も竹下駅が最寄り駅でD&Sも止まっていることもご存知なのか、車両区手前からドアの窓にお子さまがくっついて外を見ていました。
「あっ!ななつ星がいた!」とお母さんとお父さんに自分が見つけた事を教える。
そんな姿を見て、車両を見つけただけでこんなに笑顔になり喜んでいただけるなんて「すっげー」とまた心でつぶやいた(このつぶやきはちょっと盛った💦)。

(竹下駅:ホームより)

(竹下駅:跨線橋より)
「熱く語っていますが、一体あなたは誰ですか?」と思われた方もいらっしゃるかと思うので、遅れましたが自己紹介をさせていただきます。
私、クルー1期生としてJR九州に入社し、約13年間ななつ星に心を捧げて、いや奪われて(笑)きました数澤康弘と申します。
さて、
竹下駅で降車した私はというと、再会した気持ちを抑えきれず夢中でホームから(入線する列車の安全確認済み!)、そして跨線橋からポジションを変え、更に角度を変えななつ星の撮影にこれから自身の職務を忘れ夢中になっていまいました。

(陽の具合で赤茶に染める古代漆色)
車体には立体的なななつ星の金のエンブレムが光り輝く。また時に黒く、時に茶色く、そして赤茶にも見える古代漆色の塗装を施した車両は、天気や陽の当たる時間帯によって重厚な色を醸し出します。沿線の景色や四季によって映り込む車体の姿は素晴らしい。
正にななつ星「七変化!」。

(車体に輝くロゴ)
約3か月の運休期間、「ななつ星in九州」という新たな人生にめぐり逢う旅を築いてくださった大勢の方のお話を聞く時間をいただいきました。
私たちが一番大切にし、忘れてはならない事をもう一度見つめなおすことができまました。
とてつもなく沢山の職人の方々の技と技術が集結した車両。
そして安全、安心輸送の為に細部に及ぶメンテナンスをしてくださった車両設備の皆さまへ心から感謝申し上げます。
ななつ星へご乗車を楽しみにして下さっている皆さま、それを支えてくださる大勢の方々のお力添えをこれからも忘れずに、ななつ星が皆さまにとって、時に夢となり憧れとなる存在であり続けるよう私自身日々、邁進してまいります。
これからも沿線で見かた時は手を振っていただけたらこの上ない喜びです。
- クルー
- 数澤