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大分県の焼き物 「小鹿田焼」

2022.07.07
大分県の焼き物 「小鹿田焼」

空の青さが夏らしく輝きを増してきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、ななつ星は10月より新しい旅が始まります。

第二章の旅でも、私の故郷である「大分」の魅力を存分に感じていただける旅となっており、早くも心を躍らせております♪
なかでも今回ご紹介したいのが、歴史と伝統が紡がれた土地、小鹿田焼の里です。
こちらは、3泊4日の旅の初日に、車外エクスカーションとして訪れる場所です。

小鹿田焼は、大分県日田市の山あいで作られる、約300年の歴史がある焼き物です。
江戸時代から今日まで変わることなく伝承され、現在も9軒の窯元が大切に守り続けています。

原料となる陶土は、谷川の水流の力により、ししおどしのように唐臼でついて作られます。
静かな山間地に、コン、コンと響き渡る音はとても心地よく、「日本の音風景100選」にも選ばれました。

小鹿田焼の模様は、素朴な幾何学模様。とび鉋(かんな)や指、刷毛(はけ)、藁、金属のくしなどで付けられます。
手に馴染む温かみや日常に溶け込む魅力があるのは、歴史や伝統を大切に紡いできたからこそ。

日田市に住む祖父母の家に飾られていたこともあり、私にとって幼い頃から馴染みのある焼き物です。
新たな旅で、みなさまにご案内できることを大変うれしく思います!

☆本日は7月7日、七夕の日です☆

星が集まる天の川が夜空に広がり、2つの7が揃います。
ななつ星にぴったりな素敵な1日に、また、みなさまとお会いできますことを願っております。

クルー
渡邉