ななつ星の時計
最近じわりと鉄道好きぶりが知られるようになってきて、嬉しさ半分恥ずかしさ半分…
そんなななつ星クルーの鉄道ファン代表山之口です。
今回はななつ星と時計に関するお話。
日常と時間を忘れくつろいで頂く場がななつ星ですが、私たちクルーは鉄道員。
お客さまにはその姿を見せずとも、時間には非常に気を配って仕事をしています。
ななつ星とて線路を走る上では自由な時間に走る訳にはいきませんし、旅の途中は催しが盛りだくさん。
皆さまに安心かつ快適にお過ごしいただくためにも、時計は仕事中手放すことができない道具です。
クルーがジャケットを身につけたスタイルで仕事をしている際、キラリと光る金色のチェーンが見えることにお気づきでしょうか?
このチェーン、ただの飾りではなく本物の懐中時計と繋がっているのです。
博多駅の駅ビルにかかる大時計と同じデザインで、ななつ星と同じく水戸岡鋭治先生の作品でもあります。
もうひとつ、ある業務を行うクルーだけ身につけている時計があります。
それがこの腕時計です。
これは車掌業務を行うクルーに大して会社から貸し出された物で、
ななつ星だけでなくJR九州の全ての車掌が同様のものを使用する決まりになっています。
いかに正確な時間で列車を動かす事にこだわっているかがお分かりいただけるのではないでしょうか。
もしこれを忘れてしまうと乗務出来なくなってしまうほど大切な物ですので、前日の忘れ物チェックは欠かせません(笑)
もし、ななつ星のクルーに出会った時、この時計を身につけていたら
「あなたが今日の車掌さんなんですね!」
とぜひ声をおかけください。
今回はななつ星のクルーと時計にまつわるお話をしました。
他にも制服や持ち物に関するエピソードは沢山ありますので、クルーと出会った際には遠慮なくお尋ねくださいね!
※無線機を使って発車の合図を運転士さんに送るのもななつ星のような客車列車ならでは。
今ではほとんど見られなくなった貴重な光景ですよ!
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