SHOP nanaで、旅の思い出をもうひとつ。
厳しい暑さが続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
はじめまして。
今年4月より「ななつ星 in 九州」の一員としてツアーデスクに勤務している馬場です。
私はこれまで長年、販売の仕事に携わってまいりました。その中でたくさんの商品と出会い、たくさんのお客さまと接してきましたが、「いつかここで働きたい」と憧れ続けていたのが、ななつ星でした。
ご縁をいただき、今こうして憧れの列車で働けていることを、本当に幸せに思っています。
先日、園田クルーと一緒にSHOP nanaのディスプレイを一新しました。
商品を並べながら改めて感じたのは、SHOP nanaは単なるお土産店ではないということです。
そこに並んでいる一つひとつの商品には、九州の職人さんの技術や想い、そしてななつ星で過ごした特別な時間が詰まっています。
「旅の思い出を持ち帰る場所」
それがSHOP nanaです。
その中で私がおすすめしたい3点をご紹介します。
一度着たら手放せない。久留米絣のルームウェア
販売の仕事を長くしてきた私ですが、自分で使ってみて本当に良いと思えた商品しかおすすめしたくありません。
その私が自信を持っておすすめしたいのが、久留米絣のルームウェアです。
初めて袖を通したとき、「ああ、なんて気持ちがいいんだろう」と思いました。
職人の手で丁寧に織られた生地はやさしく身体を包み込み、どこかほっとする安心感があります。
しかも洗うたびに生地が育ち、自分だけの一着になっていく。
流行の商品にはない魅力があります。
慌ただしい毎日の終わりに久留米絣を着ると、肩の力がすっと抜けるような気がします。
ぜひ実際に手に取り、そのやわらかさと温もりを感じていただきたいです。
今回のディスプレイ変更で、すぐにご覧いただける場所へ移動しました。
広げて、触れて、その心地良さを体感してみてください。

眺めるだけでも美しい。大川組子の文箱
今回のディスプレイ変更で、私が何度も手に取った商品があります。
それが大川組子の文箱です。
繊細な組子細工は、見れば見るほど美しく、職人技の素晴らしさに思わず見入ってしまいます。
実は車内にも置かれているため、「これが販売商品だったんですか?」と驚かれるお客様も少なくありません。
お菓子を入れてもいい。
旅の写真をしまってもいい。
大切な手紙を入れてもいい。
何を入れても特別なものに見えてしまう不思議な力があります。
そして何も入れなくても美しい。
立てかけて飾るだけで、そこに九州の伝統工芸が息づきます。
旅の思い出とともに、ぜひ長く愛していただきたい逸品です。

ついに登場。ななつ星Nゲージ
そして最後にご紹介するのは、8月後半発売予定のNゲージです。
実はこの記事を書いている今も、私は何度も箱を開けて眺めてしまっています。
それほど完成度が高いんです。
車体の美しさはもちろん、細部にまで込められたこだわりには驚かされます。
「ここまで再現するのか」
初めて見たとき、思わず声が出ました。
小さな車両の中には人の姿まで再現されていて、その精巧さに日本のものづくりの底力を感じます。
ななつ星ファンの皆さまにとっては待望の商品ではないでしょうか。
7両編成は水戸岡先生デザインのオリジナルパッケージ仕様。
3両編成は車内限定品です。

九州の宝物との出会いを。
SHOP nanaには、今回ご紹介した商品以外にも、まだまだ素敵な宝物がたくさんあります。
商品を見ていると、その背景にある職人さんの想いや九州の文化が感じられ、私自身も毎日新しい発見があります。
旅行中はお忙しいとは思いますが、ぜひ少しだけ足を止めてSHOP nanaをのぞいてみてください。
もしかすると、その旅を思い出す特別な一品との出会いがあるかもしれません。
- ツアーデスク
- 馬場
九州の味、その先へ。― 時間を味わう旅 ―
2026年8月28日
以下のブログ内で紹介いたしましたツアーにつきましては、催行時期の見直しをすることにいたしました。
お待ちいただいたお客さまにおかれましては大変恐縮ではございますが、次のご案内まで今しばらくお待ちください。
蝉の声が響く夏の盛りのなかにも、ふと季節の移ろいを感じる頃となりました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
私は、「ななつ星 in 九州」のプレミアムツアーの企画を担当しております。
今回は、まもなく受付を開始する「食」をテーマにした特別な4日間のツアーをご紹介したいと思います。
「食」の旅と聞くと、まず「おいしいもの」を思い浮かべるかもしれません。
もちろん、この旅では、九州の恵みを存分に味わっていただける料理をご用意しています。
この旅で皆さまにお届けしたいのは、それだけではありません。
「おいしい」の、その先にあるもの。
それは、その一皿が生まれるまでに重ねられてきた時間です。
自然と向き合い、手をかけ、受け継いできた人々の想い。
そして、その営みを育んできた九州という土地そのものです。
たとえば、100年を超える茶樹から生まれる嬉野のお茶。
100年を超える時を生きてきた茶樹から、わずか45秒で一杯のお茶が生まれます。
その短い45秒の向こうには、茶樹を守り、受け継いできた人々の長い営みがあります。

海の循環を考えながら食材を選ぶレストラン
千年先の海を思い、自然と向き合う漁師
数か月もの時間をかけて生み出される唐津の器
一度はその灯を消しながらも、時を経て再び歩み始めた酒蔵
数年、時には数十年という歳月をかけて育まれる発酵の世界
この旅では、さまざまな「時間」に触れていただきます。
45秒のお茶
1分の鮮度
数か月をかけて生まれる器
数年から数十年をかけて育まれる発酵
100年を超える茶樹
千年先を見つめる海
その先にある、未来へつないでいきたい豊かな地球
今回の旅では、そんな異なる時間の流れが、ひとつの食卓につながります。
料理を味わいながら、その背景にある人の手を感じる。
器に触れながら、土と土地の記憶に思いを馳せる。
一杯の酒を口にしながら、受け継がれてきた時間に心を寄せる。
そうして「九州の味」を、その味が生まれるまでの時間とともに感じていただく旅です。
ここからは、そんな時間をたどる4日間の旅へ、皆さまをご案内します。
前半の2日間は、通常の「ななつ星 in 九州」のコースでは訪れない場所へ足を延ばします。
私は九州に暮らして20年になります。
その中で、まだ多くの方に知られていない九州の魅力や、土地を愛し、自然と向き合いながら
未来へつないでいこうとする人々に数多く出逢ってきました。
この2日間では、そうした出逢いの中から、私自身が心を動かされた場所や人々をご紹介します。
九州で暮らしてきたからこそお伝えしたい、新たな魅力に触れていただければと思っています。
後半の2日間は、1泊2日の「わいた」コースへご乗車いただきます。
こちらでも、通常の旅とは趣向を変えたプレミアムなディナーをご用意しています。
また、生産者の方々と直接言葉を交わし、その想いや営みに触れていただく時間も設けています。
観光地を巡るだけでは出会えない人々や営み。
料理を味わうだけでは知ることのできない物語。
そんな九州に出会う、特別な4日間です。
8月末頃の販売開始を予定しております。
皆さまからのご応募を、心よりお待ちしております。
この旅で皆さまとお会いできますことを、楽しみにしています。
- スタッフ
- 徐
地域とともに走る「ななつ星in九州」
このたびの令和8年熊本地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
改めて地域とのつながりの大切さを感じる今、私が日々の仕事の中で感じていることをお伝えしたいと思います。
私はエリアデザインチームの一員として、沿線地域の皆さまと対話を重ねながら、その土地ならではの魅力を旅づくりにつなげる仕事をしています。
「ななつ星 in 九州」は豪華な列車としてご紹介いただくことが多いのですが、私たちが何よりも大切にしているのは、沿線地域の皆さまとともにつくり上げる旅です。
日頃から地域の皆さまとお話しする機会も多く、「ななつ星が来るのを毎回楽しみにしているよ」「お客さまに地域の魅力を知ってほしい」といった声をいただくことがあります。その言葉に触れるたびに、地域の皆さまの温かい想いに支えられていることを実感します。

ななつ星が九州各地を巡るたびに、駅や沿線ではたくさんの皆さまが温かく迎えてくださいます。ホームで手を振ってくださる方々、地域ならではのおもてなしをご用意くださる皆さま、そして旅先で出会う地域の方々との交流。その一つひとつが、お客さまにとってかけがえのない思い出となっています。
以前、ある先輩がこんな言葉を話していました。
「ななつ星は九州をつなぐネックレスだ」
九州7県それぞれが持つ自然、文化、歴史、食、そして人の温もりという宝石。それらを一つにつなぎ、美しい輝きを放つネックレスのような存在が「ななつ星」なのだと。
私自身、この仕事に携わる中で、その言葉の意味を実感する場面がたくさんあります。
ななつ星は単なる列車ではなく、人と人、地域と地域をつなぐ存在なのだと感じます。地域の皆さまから受け取った想いが次の地域へとつながり、まるでバトンリレーのように旅が紡がれていく。そのつながりこそが、「ななつ星」の大きな魅力だと感じています。
また、地域の皆さまとお話しするたびに、その土地で大切に受け継がれてきた文化や暮らし、人の温かさに触れ、多くの学びや元気をいただいています。そうした地域ならではの魅力を、お客さまへどのようにお届けできるかを考えることは、私にとって大きなやりがいの一つです。
私たちは、これからも九州各地の価値を、より多くのお客さまへお届けしたいと考えています。そして、その土地ならではの文化や人の温かさに触れ、心に残る時間を過ごしていただけるよう、日々努めています。
そしてもうひとつ、地域の皆さまから印象的なお話を伺うことがあります。「あの時、ななつ星で来てくれたお客さまからお手紙が来たんだよ」「また訪ねてきてくれたんだよ」そんなお話を嬉しそうにしてくださることがあります。
地域の皆さまも、ななつ星で訪れるお客さまからたくさんの元気をいただいているのだと感じます。ななつ星を介して、地域の想いをお客さまへ、お客さまの想いを地域へとお届けできる。そうした交流こそが、このネックレスを輝かせる理由のひとつなのだと思います。
いまこそ地域の元気のために、ななつ星は地域とともに、お客さまとともに走りたいと思います。
- スタッフ
- 山嵜