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水がつなぐ、九州の旅

2026.07.27
水がつなぐ、九州の旅

暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
夏の陽射しに、沿線の木々の緑がいっそう鮮やかに輝く季節となりました。

ななつ星 in 九州 は7月14日から、九州の自然、そして豊かな水とそこに生きる人々との物語をたどる新たな旅を始めました。
新たな旅、雲仙コースのテーマは、「九州の豊かな大地と水の恵みに触れ、自然とともに生きる人々に出逢う旅。」です。 

今回は、初運行で車掌クルーを務めた私から、4日間の旅の見どころの一つをご紹介いたします。

1日目の福岡県筑後地方の耳納北麓、2日目の阿蘇・雲仙。そこでの出逢いを経て、
3日目、
お客さまは雲仙の「旅亭 半水盧」から車内にお戻りになり、ななつ星は長崎から博多へ向けて走行します。 

その途中、ななつ星は佐賀県の「肥前浜駅」に停車いたします。 

肥前浜駅はその昔、多良山系からもたらされる豊かな水があることから蒸気機関車の給水が行われており、3つのホームが並ぶ鉄道の要衝でした。 昭和5年の開業当時から残る駅舎は、木の温かみを感じる、どこか懐かしい雰囲気が漂います。 

また、肥前浜駅の周辺では、多良山系の癖がなくまろやかな水を生かした日本酒づくりも盛んです。
全国的にも知られる「鍋島」を醸す富久千代酒造など、多くの酒蔵が立ち並んでいます。

今回のコースでは、ななつ星 in 九州が肥前浜駅に停車する時間に合わせて、「鍋島」など周辺で醸された日本酒のふるまいや、
地元特産品のご紹介など、地域の皆さまによるおもてなしに触れていただける機会もございます。
地域の皆さまとのふれあいを通して、この土地ならではの水の恵みや人の温かさを感じていただけるひとときとなれば幸いです。



様々な角度から、九州の歴史と水の恵みに触れることのできる雲仙コース。

皆さまとお会いできますことを、クルー・スタッフ一同、心より願っております。 

クルー
竹市

見えない場所から、旅の安心を支える仲間。

2026.07.17
見えない場所から、旅の安心を支える仲間。

九州は梅雨も明け、いよいよ夏本番。澄み渡る青空と鮮やかな緑が広がり、車窓から眺める沿線の景色もひときわ美しい季節を迎えました。

皆さま、ななつ星in九州の「お家」がどこかご存じでしょうか?

ななつ星は、大分車両センターに所属しており、毎週月曜日には大分へ戻り、車両の点検や整備を受けています。
さらに定期的に、九州を走るすべての鉄道車両の検査・整備を担う小倉総合車両センターへ入場し、より専門的な検査を実施しています。

今年も約20日間の運休期間をいただき、車両の点検・整備を行いました。

小倉総合車両センターでは、車輪や車軸などの足回りをはじめ、エンジンやモーターなど、安全な走行に欠かせない重要な機器を、日頃の点検以上に時間をかけて細部まで確認しています。

こうした整備の様子は、お客さまの目に触れる機会はほとんどありません。
しかし、お客さまに安心して旅を楽しんでいただくためには欠かすことのできない、大切な仕事です。

お客さまと車内で直接お会いするのはクルーですが、ななつ星の旅はクルーだけでつくることはできません。

車両整備を担う社員、線路や信号設備の保守点検を行う社員、列車の運行を管理する社員など、多くの仲間がそれぞれの持ち場で責任を果たし、一つの列車を支えています。

お客さまにご乗車いただくその瞬間まで、そして旅を終えられるその時まで、安全を支えるために多くの技術と経験、そして想いが受け継がれています。

これからも、見えない場所で力を尽くす仲間への感謝を胸に、一人でも多くのお客さまへ安心と感動に満ちた旅をお届けできるよう、安全第一で運行を続けてまいります。

今回、車両整備についてご紹介しながら、私自身も改めて「ななつ星」という車両の魅力を感じました。
そんな車両の魅力を、別のかたちで楽しめる嬉しいお知らせがあります。

2022年以降のEpisode2のななつ星in九州を再現したNゲージです。
車内限定グッズとして、DF200機関車と特徴的な大きな窓を備えた1号車・7号車を組み合わせた3両セットも販売されます。

実は私も予約しており、手元に届く日を今から心待ちにしています!

工作が好きなので、届いたら車内の椅子やテーブルを再現したり、細かな部分に色を塗ったりと、自分だけのななつ星をつくって楽しみたいと思っています。

実際の車両を支える仲間たちの想いに心を馳せながら、模型を眺める時間もまた、「ななつ星」の魅力を感じるひとときになりそうです。

ぜひ皆さまにもお手に取っていただき、細かな部分まで眺めながら、「ななつ星」の世界を楽しんでいただけたら嬉しいです。

クルー
首藤

伝統と革新を纏う -夏の装いに込めた九州への敬意-

2026.07.07
伝統と革新を纏う -夏の装いに込めた九州への敬意-

今年はこれまで以上に大雨や台風が発生し、水不足の注意喚起が出されたかと思えば大雨警報に台風同時発生など、
地球の切実な訴えを聞いている気がしてなりません。
皆さまのお住まいの地域は、いかがでしょうか。

地球温暖化が叫ばれて久しいですが、近年はそのスピードの速さを肌で感じます。
それは私たちの職場環境にも少しずつ影響を及ぼしており、その変化を実感する場面が増えてきました。

この環境の変化に合わせて、夏季制服をリニューアルすることとなりました。
九州の魅力を表現し、ななつ星らしいおもてなしが存分に発揮できる快適性と機能性を兼ね備えた制服です。

最大の特徴は、福岡県八女市の下川織物さまが手がけられた久留米絣を使用していることです。
下川織物さまは200年以上の伝統を大切にしながら、新たなことに挑戦し続けられており、九州から世界へとフィールドを広げご活躍されています。

その久留米絣を制服に仕立てていただいた、Foo Tokyoを展開する株式会社Next Brandersさま。
大切にされている上質な暮らしへの思想“The luxury of doing nothing (なにもしないという贅沢) ”は、ななつ星の想いとも共鳴します。
桑原社長のグローバルブランドでのご経験やファッションに対する想いなどをお伺いするたびに、公私ともに鼓舞されます。

そのような久留米絣の伝統的素晴らしさと新夏制服の快適性・機能性を映像に表現しました。
完成した動画は、ななつ星の公式YouTubeチャンネルにてご覧いただけますのでご確認いただけますと幸いです。

https://www.youtube.com/watch?v=UJ-JfHxJmC0

ここでは、動画撮影時のオフショットを少しだけご紹介します。

下川織物さまが紡ぐ久留米絣の伝統。
Foo Tokyoさまのものづくりへの想い。
その想いとともに、私は身に纏うたびに喜びと心地よい高揚感を感じます。

九州のものづくりの想いが込められたこの装いとともに、皆さまとお会いできることを楽しみにいたしております。

スタッフ
野村