地域とともに走る「ななつ星in九州」
このたびの令和8年熊本地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
改めて地域とのつながりの大切さを感じる今、私が日々の仕事の中で感じていることをお伝えしたいと思います。
私はエリアデザインチームの一員として、沿線地域の皆さまと対話を重ねながら、その土地ならではの魅力を旅づくりにつなげる仕事をしています。
「ななつ星 in 九州」は豪華な列車としてご紹介いただくことが多いのですが、私たちが何よりも大切にしているのは、沿線地域の皆さまとともにつくり上げる旅です。
日頃から地域の皆さまとお話しする機会も多く、「ななつ星が来るのを毎回楽しみにしているよ」「お客さまに地域の魅力を知ってほしい」といった声をいただくことがあります。その言葉に触れるたびに、地域の皆さまの温かい想いに支えられていることを実感します。

ななつ星が九州各地を巡るたびに、駅や沿線ではたくさんの皆さまが温かく迎えてくださいます。ホームで手を振ってくださる方々、地域ならではのおもてなしをご用意くださる皆さま、そして旅先で出会う地域の方々との交流。その一つひとつが、お客さまにとってかけがえのない思い出となっています。
以前、ある先輩がこんな言葉を話していました。
「ななつ星は九州をつなぐネックレスだ」
九州7県それぞれが持つ自然、文化、歴史、食、そして人の温もりという宝石。それらを一つにつなぎ、美しい輝きを放つネックレスのような存在が「ななつ星」なのだと。
私自身、この仕事に携わる中で、その言葉の意味を実感する場面がたくさんあります。
ななつ星は単なる列車ではなく、人と人、地域と地域をつなぐ存在なのだと感じます。地域の皆さまから受け取った想いが次の地域へとつながり、まるでバトンリレーのように旅が紡がれていく。そのつながりこそが、「ななつ星」の大きな魅力だと感じています。
また、地域の皆さまとお話しするたびに、その土地で大切に受け継がれてきた文化や暮らし、人の温かさに触れ、多くの学びや元気をいただいています。そうした地域ならではの魅力を、お客さまへどのようにお届けできるかを考えることは、私にとって大きなやりがいの一つです。
私たちは、これからも九州各地の価値を、より多くのお客さまへお届けしたいと考えています。そして、その土地ならではの文化や人の温かさに触れ、心に残る時間を過ごしていただけるよう、日々努めています。
そしてもうひとつ、地域の皆さまから印象的なお話を伺うことがあります。「あの時、ななつ星で来てくれたお客さまからお手紙が来たんだよ」「また訪ねてきてくれたんだよ」そんなお話を嬉しそうにしてくださることがあります。
地域の皆さまも、ななつ星で訪れるお客さまからたくさんの元気をいただいているのだと感じます。ななつ星を介して、地域の想いをお客さまへ、お客さまの想いを地域へとお届けできる。そうした交流こそが、このネックレスを輝かせる理由のひとつなのだと思います。
いまこそ地域の元気のために、ななつ星は地域とともに、お客さまとともに走りたいと思います。
- スタッフ
- 山嵜